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受験対策

Silverの例題解説
「S3.1 SQL コマンド(テーブル定義)」

今回は、Silverの「S3 開発/SQL - S3.1 SQL コマンド(テーブル定義)」からの出題です。

例題

3.69

人の名前が格納されたテーブルnamesから、姓をselectしたところ、以下のように大文字・小文字の表記が統一されていないデータが混在していた。

=> select last from names;

last
---------
smith
RICE
Johnson

Johnsonのように、先頭は大文字、他の文字を小文字にするにはどうしたら良いか。
以下のSELECT文の空欄2箇所に入る関数名を答えよ。

SELECT _____(substring(last, 1, 1)) || _____(substring(last, 2)) FROM names;

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2016年11月14日

解答と解説

substringは部分文字列を切り出す関数で、使い方はいろいろありますが、文字位置を指定する方法では、substring(text, start, count) あるいは substring(text from start for count) とすることで、textのstart番目の文字からcount個の文字を切り出します。countを省略すると、文字列の終わりまでを切り出します。
従って、substring(last, 1, 1)はlastの先頭文字1文字だけ、substring(last, 2)はlastの2文字目から終わりまでを返します。
文字列をすべて大文字にするにはupper関数、すべて小文字にするにはlower関数を使います。

SELECT upper(substring(last, 1, 1)) || lower(substring(last, 2)) FROM names;

とすることで、

Smith
Rice
Johnson

が返ります。

従って、正解は upper と lower です。

なお、先頭文字を大文字に、2文字目以降を小文字にする、という関数 initcap も用意されており、これを使えば substringや文字列結合を使わなくても、

SELECT initcap(last) FROM names;

とするだけで、同じことが実現できます。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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