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受験対策

Silverの例題解説
「S3.2 組み込み関数(文字列演算子、述語)」

今回は、Silverの「S3 開発/SQL - S3.2 組み込み関数(文字列演算子、述語)」からの出題です。

例題

3.70

テーブルtblの列str1とstr2はいずれもTEXT型である。str1の先頭の1文字とstr2を結合する、例えばstr1が’ABC’、str2が’XYZ’なら’AXYZ’という文字列を取得するには、次のSQLの空欄に何を入れれば良いか。

SELECT ________ FROM tbl;

適切なものを2つ選びなさい。

  1. substring(str1,1,1) + str2

  2. substring(str1,1) || str2

  3. concat(substring(str1 from 1 for 1), str2)

  4. substring(str1 from 1) + str2

  5. concat(substring(str1 for 1), str2)

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2016年12月19日

解答と解説

SQLで部分文字列を取得するには、多くの場合、substring関数が使用されます。
文字位置と長さを数値で指定する場合は

substring(対象文字列 [from 開始位置] [for 長さ])
substring(対象文字列, 開始位置 [ , 長さ])

の2通りの使用方法があります。
長さを省略すると、開始位置から文字列の終端までを取得します。
また前者の形式で開始位置を省略すると、先頭文字からになります。
従って、列str1の先頭の1文字を取得するには

substring(str1 from 1 for 1)
substring(str1 for 1)
substring(str1, 1, 1)

が正しい指定方法となります。
substring(str1, 1)やsubstring(str1 from 1)は構文としては正しいですが、この例題ではいずれも’ABC’を返してしまいます。
文字列を連結するには、|| 演算子、あるいはconcat関数を使用します。
RDBMSの種類によっては、これらの演算子や関数が使えない、あるいは他の演算子で結合するものもありますので注意してください。

substring関数、文字列結合の両方について正しい使い方をしているCとEが正解です。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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