PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説
「S2.5 基本的な運用管理作業(データベースユーザの追加、削除、変更方法)」

今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業(データベースユーザの追加、削除、変更方法)」からの出題です。

例題

2.86

ALTER USERコマンドで変更できないユーザ属性はどれか。1つ選びなさい。

  1. ユーザのパスワード

  2. ユーザのパスワードが無効になる日時

  3. 新しいユーザを作成する権限の有無

  4. データベースクラスタに接続する権限の有無

  5. データベース内に新しいテーブルを作成する権限の有無

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2018年6月11日

解答と解説

ALTER USERコマンドは、 ALTER USER ユーザ名 オプションの形式で使用し、ユーザの属性や権限などを変更することができます。指定できる属性や権限はCREATE USERで指定できるものと同じです。
オプションで PASSWORDを指定することで、ユーザのパスワードを設定あるいは変更できます。
オプションで VALID UNTILを指定することで、ユーザのパスワードが無効になる日時(タイムスタンプ)を設定あるいは変更できます。
オプションで CREATEROLE あるいは NOCREATEROLEを指定することで、新しいユーザを作成する権限の有無を変更できます。
オプションで LOGIN あるいは NOLOGINを指定することで、データベースクラスタに接続する権限を変更できます。
データベース内に新しくテーブルを作成するには、スキーマに対するCREATE権限が必要ですが、これにはGRANTコマンドを使って権限を付与します。ALTER USERでは設定できません。なお、デフォルトインストールでは全ユーザがpublicスキーマにCREATE権限を持っているため、データベースに接続できれば、誰でもテーブルを作成できます。

従って正解はEです。

PostgreSQLではALTER USERは内部的にALTER ROLEを実行しますので、マニュアルはALTER ROLEの項を参照してください。またオプションの詳細についてはCREATE ROLEの項を参照してください。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

LPI-Japan
Platinum Sponsors