サンプルアプリケーションの配置
前回同様、まずはサンプルコードのダウンロードと配置をして、アプリケーションを動かしつつ、その処理がどのようになっているかソースを見ながら流れを追っていくことにします。
上記から、sampleApplication2.tar.gz をダウンロードしてください。
このファイルを /var/www/ に置きます。このファイルは複数のファイルをアーカイブし圧縮したファイルですので、以下を実行して解凍・展開します。
$ cd /var/www
$ sudo tar zxvf sampleApplication2.tar.gz
/var/www/sample2/ というディレクトリができていると思いますので、Webブラウザを起動し
http://localhost/sample2/
にアクセスしてみてください。
前回と基本は同じですが、ボタンが幾つか追加されています。
図1. トップページ
登録 ― INSERT
更新 ― UPDATE
削除 ― DELETE
検索 ― SELECT
2回にわたってデータベースをつかったサンプルアプリケーションを見てきました。
これまでの記事で取り上げたSQLの復習と、Webシステムについて簡単に説明をしてきましたが、ここで触れた内容は非常に入門的なものですので、実際にシステムを構築する場合は、セキュリティ、冗長化、負荷分散、障害対応など考慮すべきことが多々あります。これまでの記事では、
第2回 ユーザー管理とセキュリティ
第8回 バックアップ・リストア
第9回 パフォーマンス・チューニング(前編)
第10回 パフォーマンス・チューニング(後編)
他にも、オススメ!OSS-DB情報の
第4回 バックアップとリストア、リカバリ
第10回 レプリケーションについて(その1)
第11回 レプリケーションについて(その2)
第14回 トランザクションログ
第16回 権限管理
などを参考にしてください。
今回で、OSS-DB入門は最終回です。
これまで読んでくださってありがとうございました。
これからもOSS-DBに触れ、学び、活用し、一緒にOSS-DBのプロフェッショナルを目指しましょう!
執筆:
村上 恵 氏(OSS-DB Silver認定者)株式会社オークニーにて、PostGISを含むFOSS4G(Free Open Source Software for Geospatial)ソフトウェアを軸としたアプリケーションやサービスの開発に従事。
岡林 遼 氏
アドバイザー:
森 亮 氏 株式会社オークニー代表取締役
2002年にオークニーを設立し、代表取締役に就任。マッピング・ GIS・LBS・ITS関連プロジェクトのビジネスコンサルティングを経て、現在は会社経営の傍ら、『入門Webマッピング』(Tyler Mitchell原著;オライリー・ジャパン発行)の翻訳、Open Source Geospatial財団日本支部の代表者を務めるなど、FOSS4G(オープンソース地理空間ソフトウェア)の普及活動に取り組んでいる。
監修:
松田 神一
© EDUCO All Rights Reserved.