OSS-DB技術者認定試験に合格しOSS-DB GoldまたはOSS-DB Silverの認定を取得するということは、エンタープライズ領域での利用が進んでいる「PostgreSQL」の技術力を証明することになります。
PostgreSQLをはじめとするオープンソースデータベースは、バージョンアップを繰り返すことで商用データベースと機能的に比較をして遜色のないレベルにまで発展し、企業が抱えるITシステムの低コスト化や開発の効率化など、様々な要望に応えられるデータベースになっています。
そのような中で、オープンソースデータベース、特にPostgreSQLの実践的な知識や技術力を証明できることは、自分のキャリアをアピールする上で非常に役立つものになっています。
OSS-DB技術者認定試験に合格し認定を受けると、以下のようなメリットがあります。
OSS-DB Silver/Goldの認定者の皆さまに、認定取得のアピールにお役立ていただけるキットをご用意しています
ITSS(ITスキル標準)とは、情報処理推進機構(IPA)が取りまとめているものであり、各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力をものさしとして明確化した指標です。
このITSS(ITスキル標準)に対して、スキル標準ユーザー協会がそれぞれのスキルの熟達度と世の中にあるIT資格とを対応づけたものが「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ」となります。最新のものはこちらから確認できます。
近年、企業が抱えるITシステムの低コスト化、開発効率化、短期間導入などの課題を解決することを目的に、基幹システム、業務システムを中心に、オープンソースデータベースの採用が進んでいます。また、最近では「ビッグデータ」などのキーワードから分かる通り膨大なデータを扱うビジネスが急速に拡大しており、そのデータ基盤を構築しうるオープンソースデータベース技術者へのニーズや期待は非常に高いものになっています。
モノがインターネットにつながり、あらゆる事柄がデジタル化/ネットワーク化されるIoTの世界では、日々莫大な量のデータが発生します。
シスコ(米)の発表によると、世界のIPトラフィックの一ヶ月あたりの総量は、2017年度の122エクサバイトから2022年には396エクサバイト、つまり3倍以上にまで膨れ上がる見込みと言われています(1エクサバイトとは、1兆メガバイトに相当)。日本においては、ネットワークにつながる機器の数が、2022年には約10億個と2017年の2.3倍に増える見込みで、IPトラフィックも2022年には16.9エクサバイト/月と2017年と比べて約3倍の増加を見込んでいます。一世帯あたりのネットワークにつながるデバイスの数も2017年の9.4個から16.2個に増えることが見込まれています。
出展:Cisco Visual Networking Index Complete Forecast Update, 2017-2022
https://apjc.thecisconetwork.com/site/content/lang/ja/id/9935
このような世界において重要になってくるのがデータベースです。発生するデータを蓄積し必要な処理を行えなければ、データからは何も価値を生み出すことはできません。IoTの時代の基盤とも言えるデータベースは、多くの産業から注目されている技術なのです。
出展:経済産業省「中間とりまとめ 〜CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革〜」
https://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/shojo/johokeizai/report_001.html
現在、データベースの中で主流となっているリレーショナルデータベース(RDBMS)には多くの種類があります。代表的な商用データベースとしてオラクル/Oracleがありますが、オープンソースデータベースも継続的に機能強化されており、機能・性能ともに商用データベースと比べて遜色がないほどになってきました。今では、銀行や通信など障害の発生が社会に大きな影響を及ぼすような業種でも、オープンソースデータベースがその企業の基盤システムに広く採用されるまでになってきています。
そのオープンソースデータベースの中でもエンタープライズ向けに強い、という特徴を持つ「PostgreSQL」の利用が急速に伸びてきています。
データベース情報サイト「DB-ENGINES」では、2017年と2018年の2年連続でPostgreSQLを「DBMS of the Year」として表彰しています。この記事の中では、表彰の理由として「現代のデータベースに求められる要件を満たしている」「ビッグデータへの対応」「活発なコミュニティ活動」などをあげています。ここ数年のPostgreSQLの人気の具合については、オラクルやMySQLなどと比較しても際立っていることがよくわかります。
スマートフォンだけでなくIoTの世界が普及していくことで企業側での生成データの蓄積が進みデータ利活用による価値創造の可能性が高まっていくことから、データサイエンティストなどデータを分析できる人への期待は高まっています。
しかしながらデータを蓄積し分析するためには、大量のデータを適切に管理し処理できる基盤が整備されていることが必須の要件であり、この必須要件を実現させられるデータベース技術者への期待というものは、非常に大きなものになっているのです。
[データ活用に関わる課題認識]
出展:ITR(2018年4月調査)「ITR White Paper:移りゆくデータ活用基盤のトレンド~ クラウド・シフトの進展とAIサービスの台頭~」
https://www.itr.co.jp/library/whitepaper/C18060109-pdf.html
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