「SQLは自分に合ってる」

OSS-DB Gold合格で

社内のDBエキスパート候補に

OSS-DB Gold合格者
株式会社OKIソフトウェア
グループソフトウェア事業部システム12部

山本 梓 氏

「今から受験するならOSS-DBでしょ」と上司から勧められたことをきっかけに、商用データベースの技術者試験ではなく、OSS-DBを選んだ山本さん。データベース開発業務を通じてデータベースとの相性の良さを感じています。これからはさらにデータベースとセキュリティのエキスパートを目指します。

現状の仕事、データベースとの出会い

山本さんは入社時からデータベースを活用するアプリケーションの開発や保守を担当しています。2019年からは本社向けのシステムに取り組んでいるのだとか。これは製品に含有する化学物質を管理するシステムで、部品ごとの化学物質含有量をデータベースに蓄積し、製品として組み上げた時にどのくらいの化学物質が含まれるかを把握できるようにするものです。

これまで細かいプロジェクトを数多く経験してきました。山本さんは「プロジェクトごとに課題が異なり、使うプラットフォーム、言語、データ形式なども異なります。毎回、新しい知識が増えて面白いです」とエンジニアの仕事に魅力を感じています。

開発の仕事を通じてデータベースとの相性を感じているそうです。学生時代にはデータベースの授業があったものの受講せず、就職してから本格的にデータベースに携わるようになりました。山本さんは遠慮がちに「主観ですけど、開発でSQLを組む際に、あまり苦なく、すんなりとできるように感じます」と話しています。学生時代には気づかなかった才能が業務を通じて開花したかのようです。

山本さんはこう話します。「データベースを使えばデータが大量でも、もとは非定型でも、やりかた次第でデータを便利に活用できます。これからも積極的に、データベースを活用していきたいです」

Silverを再受験するならGoldに挑戦

OKIソフトウェアでは、エンジニアは入社2年目までに2つのベンダー試験合格を目標として、スキルアップに励むことが推奨されています。山本さんが入社直後に携わったデータベースは商用のOracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverだったため、山本さんは当初「Oracle Master」に挑戦しようと考えていました。

ところが山本さんの上司が「今から受験するならOSS-DBがいいのでは」とアドバイスしたそうです。今後はPostgreSQLなどOSS-DBを扱う機会が増えることが見込まれていたためです。山本さんはすんなりと受けいれ、OSS-DB Silverに合格しました。

それから4年。OSS-DBの認定は5年で有意性の期限が切れます。有意性の期限を延長するにはOSS-DB Silverに再度合格する必要がありますが、山本さんは「同じ試験を再び受けるくらいなら、上位のOSS-DB Goldに挑戦しよう」とOSS-DB Goldに挑戦することにしました。

受験勉強は約2ヶ月ほどかけて取り組みました。通勤時間は公式テキストを熟読し、会社のeラーニング教材で演習を解き、難しいところは実機で手を動かしながら理解を深めたそうです。「バス通勤の時間や昼休みによく本を読みました」と山本さん。

次はデータベースとセキュリティのスペシャリストを目指す

普段から控えめな山本さん。OSS-DB Goldの受験日を上司に伝えていましたが、すぐには結果を報告しなかったそうです。上司が心配して「……どうだった?」と結果を聞きに来たところ、山本さんは淡泊に「受かりました」と報告したため、上司は拍子抜けしたのか大喜びできず「そうなんだ」とあっさりした会話になってしまったそうです。当時を振り返り山本さんは「もう少し派手に喜んで伝えればよかったかも」と照れ笑いしています。気恥ずかしかったようです。

山本さんはチームの中で初のOSS-DB Gold取得者となり、周囲からの目が変わってきたことを実感しています。「OSS-DB Gold取得したんだね。すごいね」と称賛されたり、データベース設計などデータベースの高度な仕事も任されるようになってきました。

さらにデータベースのエキスパート候補にもなりました。OKIソフトウェアではエキスパート制度があり、特定の分野で高い技術力があると認められたエンジニアは「エキスパート」として認定され、社内からの技術的な問い合わせに対応する役目を担います。山本さんはOSS-DB Goldを取得したことで、データベース分野のエキスパートに一歩近づいたというわけです。山本さんは「ありがたいです。期待されているんだなって」と語り、喜びと同時に責任をひしひしと感じています。

現在山本さんが目標に掲げているのが情報処理技術者試験の情報処理安全確保支援士とデータベーススペシャリストです。山本さんは「情報処理安全確保支援士は国語の問題のような側面がありますが、データベーススペシャリストのほうはパズルを解くような側面があり、私に向いていると感じました。どちらも重要なので、ちゃんと勉強していつか合格したいです」と話し、両試験の違いと合格までの感覚をつかんでいるようです。

合格することで「自分を見る目も変わりました」と話す山本さん。「私にはこんなこともできるんだ」と自信がつき、自分の可能性が広がっていのを実感しています。

山本さんからのメッセージ

せっかく受験するなら、うわべだけの知識をためるだけではもったいないです。データベースの中身を理解して、触りながら勉強するのがおすすめです。合格すると周囲からの目が変わりますし、仕事もステップアップしていきますよ。

人財育成担当 企画室
担当部長 馬場 圭司 氏

OKIソフトウェアでは「お客様から信頼されるプロフェッショナル集団」を目指しており、「人財」には特に力を入れています。エンジニアには入社2年目までに基本情報技術者試験や、2つのベンダー試験に合格することを目標としてもらっています。約7割のエンジニアがクリアしています。ベンダー試験や各種資格試験として認定しているのは約230種類ほどあり、OSS-DBとLinuCは重点資格と位置づけています。会社からの教材提供や模擬試験受験などの支援、資格取得報奨金制度があり、資格試験に合格すると報奨金がもらえます。ほかにも人財育成施策としてエキスパート制度があり、Web、セキュリティ、仮想化、データベースなどの分野で高い技術力を持つエンジニアはスペシャリストとして認定しています。

 山本さんのように若いエンジニアが技術を身に着け、資格を取得して技術力を証明してくれることは人財育成担当として本当に嬉しいことです。山本さんには、社内でデータベースのエキスパートとして活躍してくれる日が早く来るよう、これからも技術を磨いていってほしいと考えています。

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