授業にOSS-DB技術者認定試験を組み込んだカリキュラムで
DBスペシャリストを養成する国際電子ビジネス専門学校

国際電子ビジネス専門学校 教務部 情報スペシャリスト科
福士 とよみ 先生

OSS-DB Silver合格者
情報スペシャリスト科 2年 2020年

玉寄(たまよせ) 光也 さん

OSS-DB Silver合格者
情報スペシャリスト科 2年 2020年

武内 聖 さん

成果として「身につけられる認定」の取得をカリキュラムに組込んだ教育方針

福士とよみ先生

本校は「高度な技能、技術を身に付け、人間性豊かな永久戦力となる人財の育成」を教育理念にIT系、クリエイティブ系、ビジネス系のスペシャリストを養成しています。また専門教育のみならず、人間性教育の一環として「志学」を導入した体系的な人間性教育も本校の重要な取り組みの一つです。

情報スペシャリスト科は、本校のIT系の学科の中でもとくに高度な技術を学ぶ学科ですので、一通りのIT系技術の他にもさまざまな要素技術を集中的に習得します。「データベース(DB)」も注力しているカリキュラムの一つです。また、本校では「せっかく勉強するのであればその成果を身につけられるものを」と考え、履修したことは、できるだけ「認定」という形で成果が残るようにしています。

授業でA評価を取ることも大事ですが、それ以上に認定を取得することは学生自身の財産になりますし、学生たちのモチベーションも高まります。そこで昨年新設されたDBの科目についても、カリキュラムの最後に「OSS-DB技術者認定試験」を組み込み、合格をめざそうということになりました。

今回、初めての受験にあたり、昨年度後期にOSS-DB技術者認定試験の科目を開始したところから私が授業を担当しましたので、立ち上げ時点では中心な役割だったかなと思います。カリキュラムでは昨年度中にSQL部分、今年度に入ってDB管理部分を履修し、前期末にOSS-DB Silver に挑戦しました。今年度のカリキュラムは、別の職員が担当し、新1年生がSQL部分の履修を始めています。

DBと一口に言ってもさまざまあります。以前担当していた別の(オラクルの)DBはかなり特殊なものでしたが、今回選択したPostgreSQLはそれに比べてとても使いやすく、とくに苦労はありませんでした。また、実習を交えて授業を行っていたので、学生たちも楽しみながら履修していたのではないかと思います。

いまやIT技術者をめざすならどんな分野であってもDBの知識は必須

玉寄光也さん

私の場合、高校は普通科だったのですが、IT技術者をめざして学びたいと考えて国際電子ビジネス専門学校(kbc)を選びました。またその中でも、将来自分が就く仕事の選択肢を広げる上でDBの知識を習得したいと考えていましたので、DBのカリキュラムはまさに願い通りでした。

DBの知識は、将来、私がIT技術者として働く際には必須の知識だと思います。また国家試験を受ける上でも必須の基本知識です。そういった意味でもDBを学んでおきたいという気持ちは入学前からありました。

武内聖さん

私も高校は普通科でしたが、kbcに入る前から個人的にWebサイトやWebアプリケーション、また機械学習に興味があり自作していました。またできれば将来、機械学習関係の仕事に就きたいと思っており、そこではどうしてもDBを使います。さまざまな種類のDBに触れていく中で、PostgreSQLを知りました。

現在の日本の機械学習分野は、とにかく人手不足です。また技術進化の分野が偏っている印象もあります。たとえば、画像処理は進んでいる感じですが、私がやりたいと思っている自然言語処理については、日本語では標準的な英語のライブラリが使えなかったりするため、やはり遅れを感じます。

 

その意味でも、将来的には自然言語処理の開発研究職に携わりたいと考えています。またそれはアプリケーションを開発してその中に機械学習を取り入れるといったものではなく、機械学習そのものの研究です。たとえば機械学習プログラムを作成しているとライブラリを使うことが多くあります。ビッグデータ処理もそうです。私はその中でフレームワークやライブラリを使わずに、その中の原理を理解したいと思っています。

私が目指している機械学習関係の職業では、DBに関する知識や技術はほぼ必須です。そのため学生のうちに基礎的なSQLの知識とPostgreSQLのスキルを有していると証明できる本認定を取得したいと強く思いました。

カリキュラムの最後は約3週間
ひたすら問題集を解きまくる

福士とよみ先生

今回は2020年11月現在で、101名中25名が「OSS-DB Silver」に合格することができました。初回の受験は2020年9月末でしたが、その後、再挑戦する学生にも合格者が出ましたのでその合計になります。また、今後もそれぞれの学生が、タイミングのいいところで再受験していくと思います。

DBは本校の情報スペシャリスト科の必須科目です。学生が将来就きたい職種として挙げているものには、ネットワーク系やサーバー系、セキュリティー系、開発系等がありますが、DBはこれらすべての職種の根底に関連する知識となります。そこでまずは学生が興味を持つことがもっとも大事だと考え、座学だけでなく実際にPostgreSQLを体感してもらうことから始めました。

実践的にPostgreSQLに触れながら学ぶカリキュラムはあまりないと思います。でも私はせっかくコンピュータがあり、ソフトもあって使える状態なのだから、できるだけ手を動かして勉強する方が自然だと考えました。またPostgreSQLは分かりやいので、とにかく触って少しずつ達成感を味わっていくことでまずは興味を持ってもらえます。DBの管理についても教科書を元にそれを実際に設定してもらいながら覚えてもらうようにしました。

ただOSS-DB技術者認定試験に合格するにはそれだけでは難しいので、試験の直前には問題集を解きまくってもらいました。具体的には、DBカリキュラムの内容を終えた後、認定取得のために約3週間の学習期間を設け、試験日から逆算して1日数十問という目標を課して学生たちにひたすら解いてもらいました。

まさか2年でOSS-DB Silverを取得できるとは思ってもみなかった!

玉寄光也さん

DBの授業は、テキストベースの講義の合間に実際に何度もPostgreSQLを動かして課題を解きながら進んでいきました。コマンドごとに存在するオプションを覚えるのが大変で、間違えると動かなくなったり、最初に戻ってしまうこともありましたが、失敗することで理解を深められた面も多々あります。また教科書と実際に動かすのとでは勝手がまったく違いますし感じ方も違います。その意味で実践的な授業はとても分かりやすく、体験を通してコマンドや仕様も覚えることができたのは大きかったと思います。

さまざまなIT資格試験対策の問題集を提供している「Ping-t」というWebサイトがあり、OSS-DB技術者認定試験向けの問題も充実しています。授業以外では基本的にはこれを使って勉強しました。

問題を解きながら、同時に解説を隅から隅まで読んでコマンドを覚えたり、教科書を読んでから問題を解いたりして、取りこぼしがある部分を絞り込んでその範囲をどんどん潰していきました。

Ping-tには教科書の内容以上の問題も含まれています。また問題を解くだけでなく、答え合わせで実際のPostgreSQLの動きを具体的に見ることもできるのでそれがとても役に立ちました。

またPing-tは学生ごとにどのぐらい問題を解いたかが分かるので、そこでは競い合うこともありました。ただ、私自身はむしろ周りの人からのアドバイスや試験の話などでモチベーションを保てたことの方が多かったように思います。また、今年は新型コロナの影響でオンラインでの授業が多かったので、オンラインで学生間で情報共有することも多かったです。

私はDBに関して何も知らない状態からカリキュラムに入ったので、たった2年間でまさかOSS-DB Silverを取得できるとは思っていませんでした。また試験直前は3週間ひたすら問題集を解いたわけですが、社会に出てからこの時間を作るのは至難の業ですから、学生のうちに取得できて本当に良かったと思っています。

同時に学校の授業とOSS-DB技術者認定の試験勉強を通してDBの知識を得られたことによって、他の分野でも理解できる内容や知識の幅が増えたと感じますし、この経験が別の資格を取得する際にも役立つと感じました。将来、仕事でDBを使えたらベストですが、自分の得意な領域を広げる意味でこれからも機会があれば自分でPostgreSQLを使ってDBを運用してみたいと思っています。

認定取得のために学んだことでSQLに関する理解がより深まった

武内聖さん

玉寄さんがいったように、学校の授業では実際にPostgreSQLのコマンドを打って動かしてみることが多かったですね。PostgreSQLは、関数を覚えるというよりもどこで何に使うかという選択が大事だと思うので、実践的なカリキュラムでその判断力を養うことできたのではないかなと思います。

授業以外では、友人といっしょにPing-tの問題集を活用して勉強しました。オンラインで通話をつなぎ、一人がPing-tの画面を見て出した問題をみんなで解くといったグループでの勉強方法です。この方法はプラスアルファの面が多くあります。
 

たとえば一人で勉強していては見逃していたようなことも、友人たちと問題を一緒に解いたり教え合ったりすることで身に付けることができましたし、そうすることで自分の理解が足りない分野が明確になり、そこに注力できたりと試験対策に役立ったと思います。

またPing-tのOSS-DB技術者認定試験に関する問題はかなりの量で、全体で400〜500問に上ります。グループで進行状況を報告し合ったりすることで、モチベーションを維持することができて励みになり、とても助けられました。

以前からMySQLやSQLiteなど他のSQLは触っていたので、ある程度はSQLに関する知識や技術を有しているつもりでしたが、勉強してみると、RDBMSの概念やPostgreSQLのオリジナルの細かいオプション、ライセンスなどへの理解が甘かったことが分かりました。しかし、PostgreSQLコマンドがどのように動いているのか、どのような活用の方法があるのかを学べたことにより、SQLに関する理解がより深まったと思います。また、複数のSQLを使用できるということで今後仕事を選択する幅も広がったように感じます。

今回、PostgreSQLに関する知識とスキルを身に着けたので、今後はwebアプリ開発や機械学習で実際にPostgreSQLを利用してみて、他のSQLとの違いやどちらが使いやすいのかなどを比較してみたいと思いました。

また、バージョンアップしたPostgreSQL 9.6から大量のデータに対応するための機能である「パラレルクエリ」が導入されました。これによってビッグデータの処理にもPostgreSQLが対応したので、今後は実際に機械学習でも使っていきたいと思っています。

IT系の重要な要素技術の1つであるDBの中でも需要が高まるPostgreSQLに注目

福士とよみ先生

DBはIT技術者にとってすでに必須の知識です。一方で、あるWebサイトで「オラクルのような商用DBからオープンソースDBに移行する企業が多いこと、さらにオープンソースの中でもPostgreSQLが多い」という記事を読んだことがあります。PostgreSQLには将来的な需要があること、それがDBのカリキュラムでPostgreSQLを選択するきっかけの一つになりました。

またOSS-DB技術者認定を選んだのは、IT系の重要な要素技術の1つであるDBを、講義だけでなく実際にPostgreSQLを動かしながら習得できるからです。そして学んだことを認定という形にすることで外部に示すことができ、就職活動での学生のアピールポイントにもなります。また卒業後に技術者としてやっていく中でも、本人の自信につながるのではないかと思います。

さらに、本校への進学を考えている皆さんやその保護者の皆様、求人企業の方々に、本校の授業やカリキュラムが、外部に認められるレベルであることを分かってもらうための、指標の1つになると考えています。

これからOSS-DB技術者認定の取得をめざす方々へメッセージ

武内聖さん

SQLを初めて触る人も多いと思いますが、DBを勉強することはIT関係の仕事に就く上では逃れられません。その中で比較的導入が容易であるPostgreSQLを勉強し、その技術力を認定するOSS-DB技術者認定を取得することは、実際の現場で使う人でなくてもDBを理解するという意味においてとても理にかなっていると思います。

しかし試験に合格することを最終目標とするのではなく、その知識を本当に活かすために、どのような場面でどのように使うのかを意識し、実際にSQLを実行してみたりしながら勉強して欲しいと思います。

玉寄光也さん

私は専門学校に入学してからITの勉強を始めたので、同じような方々にアドバイスできたらと思います。専門用語やコマンドを覚えるのも大事ですが、知識をつけるためには実習で体験することもとても大きいメリットがあります。

もしOSS-DB技術者認定試験を受けるのであれば、やはりPostgreSQLを自分で動かして覚えることが大事です。試験は覚えることが多くて大変だと思いますが、計画的に取り組めば合格できると思っています。まずはOSS-DBやSQLに関する知識を深め、模擬問題などで試験に備えて合格を目指してください。私自身も継続的かつどん欲にDBの知識と技術を身に付けていきたいと思っています。

福士とよみ先生

現在、武内くんと玉寄くんたち情報スペシャリスト科の2年生は今後、Linux技術者認定「LinuC」の試験が控えており、今年度の終わりには101試験、来年には102試験を受けてLinuC レベル1を取得する予定です。

本校はIT系の学校ですので就職は100%決まって当たり前です。そして認定取得の予定が盛りだくさんなのは、学生たちを希望する企業や組織にできる限り良い条件で送り出すことが我々の目標であるからです。

OSS-DB技術者認定試験は、必須科目として全員がチャレンジする認定試験なので、一人でも多くの学生に合格して欲しいと思っています。IT系が得意な学生だけでなく、本校に入学して初めてITを学ぶ学生であっても、カリキュラムに沿って授業を受け、PostgreSQLを体験した上で問題集を解き、OSS-DB技術者認定試験に臨めば合格することは可能です。認定を取得することで自分がDBの知識や技術を身に付けたことの証明にもなります。そしてOSS-DB技術者認定を取得した後も他の資格を一つひとつ取得していくことで、卒業するときにはさまざまな資格を持ったIT系要素技術のスペシャリストとして自信を持って社会に飛び立てるはずです。

その意味で私は、OSS-DB技術者認定試験を学生の成長と育成を促進するためのツールの一つとして考え、これからも合格者を増やすべく注力していきたいと思っています。

他の OSS-DB Silver 合格者の声

国際電子ビジネス専門学校

『授業にOSS-DB技術者認定試験を組み込んだカリキュラムでDBスペシャリストを養成する国際電子ビジネス専門学校』

伊佐間 淳哉 氏 株式会社OKIソフトウェア

『「SQLこわい」から飛躍 チーム内で若手初のOSS-DB Silver合格 DBのスペシャリスト目指す』

出利葉 健 氏 富士通株式会社

『業務でコミュニティ貢献 パッチレビューや機能提案も。あこがれはコミッター』

王 婷 氏 株式会社神戸デジタル・ラボ

『育児休業からの復帰で決意したOSS-DB取得、忙しいからこそがんばれる』

小井戸 優香 氏 株式会社ヒューマンインタラクティブテクノロジー

『OSS-DB Silverに認定されて、システムソリューションコンサルタントとしての信頼度が高まりました。』

松添 隆康 氏 関電システムソリューションズ株式会社

『DBOnline記事「「ダメ!ムリ!」からが勝負!関西のPostgreSQLエバンジェリスト」』

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