OVERVIEW
試験概要

OSS-DB Silverについて

認定名 OSS-DB Silver
試験名 OSS-DB Exam Silver
受験のメリット

下記のスキルと知識を持つエンジニアであることを証明する。

  • RDBMSとSQLに関する知識を有する。
  • オープンソースデータベースに関する基礎的な知識を有する。
  • オープンソースを利用して小規模なデータベースの運用管理ができる。
  • オープンソースを利用して小規模なデータベースの開発を行うことができる。
  • PostgreSQLを使ったデータベースシステムの運用管理ができる。
  • PostgreSQLを利用した開発でデータベース部分を担当することができる。
受験の前提条件  受験のための実務経験や前提資格保有条件はありません。
認定条件 OSS-DB Exam Silverに合格すること。
試験実施言語 日本語・英語

試験概要について

 
 学習期間目安  一般的な学習期間の目安としては、3か月~半年程度です。
 受験費用  16,500円(税込)/1試験
 出題数  約50問/1試験
 試験実施方式

試験方式はコンピュータベーストテスト(CBT)です。オンラインで約50問の解答を入力します。マウスによる選択方式がほとんどですが、キーボード入力問題も多少出題されます。実技や面接はありません。
※CBTの詳細は試験配信会社(テストセンター)「ピアソンVUE」までお問い合わせください。

※団体受験用にペーパーテスト(PBT)もございます。

 試験日時・会場 受験会場は、全国各地の試験センターでの受験か、自宅や職場からのオンライン受験(OnVUE受験)のどちらかを選ぶことができます。
日時は基本的にはご都合の良い日時をお選びいただけますが、テストセンター受験とOnVUE受験のいずれにおいても予約の空き状況次第となりますので、ご注意ください。
なお、OnVUE受験の場合は受験環境の確認などが必要となりますので、あらかじめ準備内容をご確認ください。
 合否結果 テストセンターで受験をした場合は、全ての問題を回答し終えて「テスト終了」ボタンを押すとその場でテスト結果が表示されます。
オンライン試験(OnVUE試験)で受験した場合は、試験終了後に受験者ご自身のピアソンVUEのページにログインすることで確認できます。

試験開発協力者

OSS-DB Silver Ver.3.0は、こちらの方々の協力により作成されました。

出題範囲

本試験はOSS-DBのなかでも、特に商用データベースとの連携に優れ、エンタープライズ・システムでも多く活用されている「PostgreSQL 12以上」を基準のRDBMSとして採用しています。
(※)2023年2月現在、14まで対応しております。

S1 一般知識(16%)

S1.1 OSS-DBの一般的特徴 【重要度:4】

  • 説明:
    PostgreSQLの機能概要、ライセンス、OSSのコミュニティの役割などに関する理解を問う
  • 主要な知識範囲:
    PostgreSQLの機能全般、OSS-DBおよびOSS一般のライセンス、OSS-DBのコミュニティ、活動内容、参加方法など
    メジャーバージョン / マイナーバージョン
    リリースサイクル / サポートポリシー / バグ報告

 

S1.2 リレーショナルデータベースに関する一般知識 【重要度:4】

  • 説明:
    リレーショナルデータベースの基本概念、一般的知識を問う
  • 主要な知識範囲:
    リレーショナルデータモデルの基本概念
    データベース管理システムの役割
    SQL に関する一般知識
    SQLの 分類 (DDL / DML / DCL)
    データベースの設計と正規化
S2 運用管理(52%)

S2.1 インストール方法 【重要度:2】

  • 説明:
    PostgreSQLのインストール方法、データベースクラスタの作成方法などに関する理解を問う
  • 主要な知識範囲:
    initdbコマンドの使い方
    データベースクラスタの概念と構造
    テンプレートデータベース
  • 重要な用語、コマンド、パラメータなど:
    initdb
    PGDATA
    template0
    template1

 

S2.2 標準付属ツールの使い方 【重要度:5】

  • 説明:
    OSのコマンドプロンプトから実行できる管理用ツールの使い方を問う
  • 主要な知識範囲:
    データベース管理用コマンドの使い方
  • 重要な用語、コマンド、パラメータなど:
    pg_ctl
    createuser
    dropuser
    createdb
    dropdb
    psql
    pg_config
    pg_controldata
    pg_isready
    pg_resetwal
    メタコマンド

 

S2.3 設定ファイル 【重要度:5】

  • 説明:
    設定ファイルの使い方、基本的な設定パラメータに関する知識を問う
  • 主要な知識範囲:
    postgresql.confに関する以下の4項目
     - 記述方法
     - 接続と認証
     - クライアント接続デフォルト
     - エラー報告とログ取得
    pg_hba.confの設定方法
    SET/SHOWの使い方
  • 重要な用語、コマンド、パラメータなど:
    postgresql.conf
    pg_hba.conf
    pg_ctl reload/restart
    pg_settings

 

S2.4 バックアップ方法 【重要度:7】

  • 説明:
    PostgreSQLのバックアップ方法に関する理解を問う
  • 主要な知識範囲:
    各種バックアップコマンドの使い方
    ファイルシステムレベルのバックアップとリストア
    ポイントインタイムリカバリ(PITR)の概念と手順
    トランザクションログ(WAL)とWALアーカイブ
    非排他的低レベルバックアップ
    postgresql.confに関する以下の項目
     - Archive Recovery
    COPY文(SQL)、¥copyコマンド(psql)の使い方
  • 重要な用語、コマンド、パラメータなど:
    pg_dump
    pg_dumpall
    pg_restore
    psql
    pg_basebackup
    pg_start_backup()
    pg_stop_backup()
    backup_label
    tablespace_map
    PITR
    postgresql.conf
    recovery.signal
    COPY
    ¥copy

 

S2.5 基本的な運用管理作業 【重要度:7】

  • 説明:
    データベース管理者として実行する基本的な運用管理コマンドに関する知識を問う
  • 主要な知識範囲:
    PostgreSQLの起動・停止方法
    データベースロール / ユーザの概念
    データベースロール / ユーザの追加・削除・変更方法
    VACUUM、ANALYZEの目的と使い方 
    自動バキュームの概念と動作
    システム情報関数
    情報スキーマとシステムカタログ
    テーブル単位の権限(GRANT/REVOKE)
  • 重要な用語、コマンド、パラメータなど:
    pg_ctl start / stop
    CREATE/ALTER/DROP ROLE/USER
    VACUUM
    ANALYZE
    vacuumdb
    autovacuum
    current_user
    version
    information_schema
    GRANT
    REVOKE
 S3 開発/SQL
(32%)

 

S3.1 SQL コマンド 【重要度: 13】

  • 説明:
    基本的なSQL文およびデータベースの構成要素に関する知識を問う
    レプリケーションの基本機能、種類、特徴などの理解を問う
  • 主要な知識範囲:
    SELECT 文
    INSERT 文
    UPDATE 文
    DELETE 文
    データ型
    テーブル定義
    インデックス
    ビュー
    マテリアライズドビュー
    トリガー
    シーケンス
    スキーマ
    テーブルスペース
    パーティション
    関数定義 / プロシージャ定義
    PL/pgSQL
    ストリーミングレプリケーション
    ロジカルレプリケーション
  • 重要な用語、コマンド、パラメータなど:
    SELECT/INSERT/UPDATE/DELETE
    FROM
    JOIN
    WHERE
    INTO
    VALUES
    SET
    LIMIT
    OFFSET
    ORDER BY
    DISTINCT
    GROUP BY
    HAVING
    EXISTS
    IN
    NOT
    INTEGER
    SMALLINT
    BIGINT
    NUMERIC
    DECIMAL
    REAL
    DOUBLE PRECISION
    CHAR
    CHARACTER
    VARCHAR
    CHARACTER VARYING
    TEXT
    BOOLEAN
    DATE
    TIME
    TIMESTAMP
    INTERVAL
    GENERATED (AS IDENTITY)
    SERIAL
    BIGSERIAL
    BYTEA
    JSON
    JSONB
    NULL
    CREATE/ALTER/DROP TABLE
    CREATE PUBLICATION/SUBSCRIPTION
    PRIMARY KEY
    FOREIGN KEY
    REFERENCES
    UNIQUE
    NOT NULL
    CHECK
    DEFAULT
    JSON PATH
    CREATE/ALTER/DROP INDEX/VIEW/MATERIALIZED VIEW/TRIGGER/SCHEMA/SEQUENCE/TABLESPACE/FUNCTION/PROCEDURE
    CALL
    CREATE TABLE PARTITION BY/OF
    ALTER TABLE ATTACH/DETACH PARTITION

 

S3.2 組み込み関数 【重要度:2】

  • 説明:
    データベースで標準的に利用できる関数および演算子に関する知識を問う
  • 主要な知識範囲:
    集約関数
    算術関数
    演算子
    文字列関数
    文字列演算子 / 述語
    時間関数
  • 重要な用語、コマンド、パラメータなど:
    count
    sum
    avg
    max
    min
    char(character)_length
    lower
    upper
    substring
    replace
    trim
    ||
    ~
    LIKE
    SIMILAR TO
    age
    now
    current_date
    current_timestamp / statement_timestamp / clock_timestamp
    current_time
    extract
    to_char

 

S3.3 トランザクションの概念 【重要度:1】

  • 説明:
    トランザクション機能に関する知識を問う
  • 主要な知識範囲:
    トランザクションの構文
    トランザクション分離レベル(リードコミッティド、リピータブルリード、シリアライザブル)
    LOCK 文
    行ロックとテーブルロック
    デッドロック
  • 重要な用語、コマンド、パラメータなど:
    BEGIN
    COMMIT
    ROLLBACK
    SAVEPOINT
    SET TRANSACTION
    LOCK TABLE
    SELECT FOR UPDATE / SHARE

認定を取得したら

「OSS-DB Exam Silver」に合格すると「OSS-DB Silver」に認定されます。
認定証・認定カード 認定証は一般社団法人EDUCOが認定し発行します。受験後、約3週間でお手元に届きます。 

※4週間経っても届かない場合は、LPI-Japan事務局までご連絡ください。

認定者ロゴ

「OSS-DB Silver」に認定された方のみ名刺等にご利用できます。
下記からダウンロードできます。

●文字で使用する場合は以下の表示名を使用してください。

 

OSS-DB Silver 認定エンジニア

または

オープンソースデータベース技術者認定資格 Silver 認定エンジニア

 有意性の期限
(再認定ポリシー)
有効期限はありませんが、「有意性の期限(再認定ポリシー)」があります。
有意性を維持するためには「認定日から5年以内」にOSS-DB Exam Silverの再受験と再合格が必要です。
又はOSS-DB Goldの認定を5年以内に取得する必要があります。
認定証と認定カード

*LinkedInのプロフィールで認定取得をアピールする方法はこちら

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