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受験対策

Silverの例題解説
「S3.1 SQL コマンド(SELECT文)」

「S3 開発/SQL - S3.1 SQL コマンド(SELECT文)」からの出題です。

例題

3.147

psqlでテーブルtestからSELECTを実行したときの出力は以下のようになった。

=> select * from test;
 a | b
---+---
 a | b
(1 行)

このテーブルについて、select a b from test; を実行したときの出力はどのようになるか。


  1.  a
    ---
     a
  2.  a
    ---
     b
  3.  b
    ---
     a
  4.  b
    ---
     b
  5. 上記のいずれでもない。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2023年1月25日

解答と解説

SELECT文の最も基本的な形式は SELECT 列名 FROM テーブル名 WHERE 条件式 です。

列名として * を指定すると、テーブル内のすべての列を指定したことになり、WHERE以下を省略するとテーブル内のすべての行が選択されます。これが例題の冒頭のSELECT文であり、このテーブルにはaおよびbの2つの列があり、a列の値がa、b列の値がbである1行のデータだけが入っていることがわかります。

列名はカンマで区切って複数を指定できますが、問題では列名の部分が「a b」となっていてカンマが入っていません。実は列名の部分にはテーブルの列名や式に加えて、表示名を指定することができ、この場合はaが列名、bが表示名となります。なお、「a as b」と記述しても同じ意味になります。この表示名はpsqlなどの出力時の列名として表示されるほか、viewの列名としても使われます。

例題のSELECT文では、列名の表示にはbが使われますが、データとしてはa列の値、つまりaが表示されます。

従って正解はCです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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