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受験対策

Silverの例題解説
「開発/SQL - SQL コマンド(関数定義 / プロシージャ定義)」

「開発/SQL - SQL コマンド(関数定義 / プロシージャ定義)」からの出題です。

例題

3.141

以下のコマンドでテーブルと関数を定義した。

create table testa(id integer primary key, val varchar) ;
create function testfunc(x integer) returns varchar language sql as $$
select val from testa where id = x $$ ;

次のSELECT文を実行するために必要な権限として最も適切なものを選びなさい。

select testfunc(1);

  1. 特に制限はなく、どのユーザでも実行できる。
  2. 関数testfuncの所有者のみが実行できる。
  3. 関数testfuncのEXECUTE権限がGRANTされていれば実行できる。
  4. テーブルtestaのSELECT権限がGRANTされていれば実行できる。
  5. 関数testfuncのEXECUTE権限とテーブルtestaのSELECT権限の両方がGRANTされている必要がある。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2022年7月27日

解答と解説

PostgreSQLではSQL、PL/pgSQLをはじめ、さまざまな言語で関数を定義することができます。例題はSQLで関数を定義しています。
関数を実行するには、その関数の実行権限、つまりEXECUTEがGRANTされている必要があります。

また関数は、その所有者とは関係なく、実行者の権限で実行されます。そのため、関数がテーブルなどのオブジェクトにアクセスする場合には、そのオブジェクトに関する適切なアクセス権限が必要になります。例題の関数はテーブルtestaに対するSELECTだけを実行しているので、testaのSELECTもGRANTされている必要があります。

従って正解はEです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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