今回は、Goldの「G2 性能監視 - G2.1 アクセス統計情報」からの出題です。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
正解は「D. SELECT * FROM pg_stat_all_tables;」です。
pg_stat_all_tables は、テーブル毎の統計情報を表示することができるビューです。
シーケンシャルスキャン数やシーケンシャルスキャンで取得した有効行数等を表示することができます。
testdb=# SELECT schemaname, relname, seq_scan, seq_tup_read FROM pg_stat_all_tables where relname = 'tbl01';
-[ RECORD 1 ]+----------------
schemaname | public
relname | tbl01
seq_scan | 3112
seq_tup_read | 4629
本例では、シーケンシャルスキャン数(seq_scan)とシーケンシャルスキャンで取得した有効行数(seq_tup_read)を表示しています。
その他、インデックススキャン数、インデックススキャンで取得した有効行数、データ挿入数、データ更新数、データ削除数等の統計情報を表示することができます。
それぞれの選択肢について説明します。
A. SELECT * FROM pg_stat_activity;
誤っています。
pg_stat_activity は、サーバプロセス毎にプロセスの活動に関する情報を表示するためのビューです。
B. SELECT * FROM pg_stat_database;
誤っています。
pg_stat_database は、データベース毎にデータベース全体の統計情報を表示するためのビューです。
C. SELECT * FROM pg_stat_bgwriter;
誤っています。
pg_stat_bgwriter は、バックグラウンドライタに関する情報を表示するためのビューです。
D. SELECT * FROM pg_stat_all_tables;
正解です。
E. SELECT * FROM pg_stat_all_indexes;
誤っています。
pg_stat_all_indexes は、データベースのインデックス毎に、インデックスへのアクセスに関する統計情報を表示するためのビューです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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