PREPARATION
受験対策

Goldの例題解説
「G1.2 運用管理用コマンド全般」

今回は、Goldの「G1 運用管理 - G1.2 運用管理用コマンド全般」からの出題です。

例題

1.19

ログローテート時に同じ名前のログファイルが存在する場合に、追記、上書きを設定する設定は次のうちどれか。

  1. log_min_error_statement
  2. log_rotation_age

  3. log_directory

  4. log_truncate_on_rotation

  5. log_connections

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。

例題公開日:2019年3月28日

解答と解説

正解は「D. log_truncate_on_rotation」です。

log_truncate_on_rotationは、ログローテート時に同じ名前のログファイルが存在する場合に、追記するか上書きするかを設定することができます。
onに設定した場合、ログのローテート時に同じファイル名のものが既に存在していると上書きされるようになります。
ただし、この上書きはPostgreSQLのサービスが起動中にローテーションが発生した場合に行われ、サービスの起動時やサイズを基にしたローテーションでは発生しません。
offに設定した場合、上書きは行われず、既存のファイルに追記されます。

それぞれの選択肢について説明します。

A. log_min_error_statement
誤っています。
log_min_error_statement は、エラーとなったSQL文をログに出力するレベルの設定です。
DEBUG5, DEBUG4, DEBUG3, DEBUG2, DEBUG1, INFO, NOTICE, WARNING, ERROR, LOG, FATAL, PANICを指定することができます。

B. log_rotation_age
誤っています。
log_rotation_age は、指定した時間でログファイルをローテートする設定です。

C. log_directory
誤っています。
log_directory は、どのディレクトリにログファイルを格納するかの設定です。

D. log_truncate_on_rotation
正解です。

E. log_connections
誤っています。
log_connections は、サーバへの接続に関する情報を出力するための設定です。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

例題解説の提供:株式会社デージーネット OSS研究室 大野 公善 氏

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