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受験対策

Silverの例題解説
「S3.1 SQL コマンド(データ型)」

今回は、Silverの「S3 開発/SQL - S3.1 SQL コマンド(データ型)」からの出題です。

例題

3.106

PostgreSQL で使用できるデータ型の説明として間違っているものを1つ選びなさい。

  1. integer は4バイトの整数で、10桁までの値であれば安全に使用できる。
  2. real と double precision は浮動小数点の実数で、double precision の方が精度が高い演算が可能である。
  3. numeric は整数あるいは小数を扱う数値型で、全体の桁数と、小数点以下の桁数を指定することで、精度を設定できる。
  4. date は日付を扱うデータ型で、時刻の情報は保持していない。
  5. timestamp は日時を扱うデータ型で、マイクロ秒単位の時刻データを保持する。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2019年8月29日

解答と解説

PostgreSQL では様々なデータ型をサポートしています。
数値データ型には、整数を扱う integer(4バイト)、bigint(8バイト),浮動小数点の実数を扱う real、double precision、任意精度の10進数を扱う numeric、decimal があります。
integer は4バイトなので、-2147483648から+2147483647 までの整数を処理できます。9桁までなら大丈夫ですが、21億を超える10桁の数になるとオーバーフローを起こすかもしれないので注意が必要です。
real は単精度(4バイト)、double precision は倍精度(8バイト)で、当然ながら double precision の方が高い精度の演算ができます。
numeric は10進数を扱えるデータ型で、numeric(8,3) のように、全体の桁数と、小数点以下の桁数を指定します。この場合は 12345.678 のような数値を扱うことができます。
日時を扱うデータ型には、日付のみを保持する date、時刻のみを保持する time、日付と時刻の両方を保持する timestamp などがあります。timestamp 型の精度はマイクロ秒です。


間違っているものを選ぶ問題なので、正解はAです。


よく使用するデータ型は環境やアプリケーションによって変わるかもしれませんが、標準SQLで定義されているデータ型については、しっかりと理解しておきましょう。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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