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受験対策

Silverの例題解説
「S3.1 SQL コマンド(テーブルスペース)」

「開発/SQL - SQL コマンド(テーブルスペース)」からの出題です。

例題

3.139

CREATE TABLESPACEコマンドでテーブルスペースts1を作成した。以下の説明から適切なものを2つ選びなさい。


  1. ts1は、作成時に接続していたデータベースからのみ利用可能で、データベースクラスタ内の他のデータベースからは利用できない。
  2. ts1にテーブルなどのオブジェクトを新規に作成するには、ts1について適切な権限が必要である。
  3. ts1に作成されたテーブルにアクセスするには、ts1について適切な権限が必要である。
  4. ts1は新規オブジェクトの作成専用で、既存のオブジェクトをts1に移動することはできない。
  5. 既存のテーブルについて、インデックスだけをts1に作成することができる。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2022年6月1日

解答と解説

テーブルスペースを作成することにより、既存の構成で使用しているのとは異なるファイルシステムにテーブルやインデックスなどのデータベースオブジェクトを置くことができるようになります。テーブルスペースはデータベースクラスタ内で共有されるので、クラスタ内の他のデータベースからも使用できます。

テーブルスペースにオブジェクトを作成するには、テーブルスペースに対するCREATE権限が必要です。テーブルスペース内のテーブルにアクセスするには、そのテーブルに対するSELECTなどの権限があれば良く、テーブルスペース自体に対する権限は必要ありません。

オブジェクトをテーブルスペースts1に作成するには、CREATE TABLEやCREATE INDEXでTABLESPACE ts1 をオプションとして指定します。テーブルとインデックスを別のテーブルスペースに配置することも可能です。オブジェクトが配置されたテーブルスペースを変更することも可能で、例えばテーブルなら ALTER TABLE で SET TABLESPACE ts1 をオプションとして指定すれば、テーブルがts1に移動されます。

従って正解はBとEです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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