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Silverの例題解説「開発/SQL - SQLコマンド(データ型)」

今回は、Silverの「開発/SQL - SQLコマンド(データ型)」からの出題です。

例題

Q. PostgreSQLのデータ型の説明として適切なものを1つ選びなさい。
  1. A. INTEGERは10桁までの整数を扱うことができるので、NUMERIC(10)と宣言しても同じである。
  2. B. REALは6桁精度の小数を扱うことができるので、NUMERIC(10, 6)と宣言しても同じである。
  3. C. DOUBLE PRECISIONは15桁精度の小数を扱うことができるので、NUMERIC(10, 15)と宣言しても同じである。
  4. D. INTEGERの演算はNUMERICより高速なので、値が必ず整数になるなら、NUMERICではなくINTEGERを使うべきである。
  5. E. REAL型の0.1とNUMERIC型の0.1について同値比較(a=bという形式の比較)をしたとき、その結果がtrueになるとは期待できない。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。

解答と解説

PostgreSQLのINTEGER型は32ビットの整数で、範囲は-2147483648から+2147483647までです。一方NUMBER(10)は最大10桁ですが、範囲は-9999999999から+9999999999までなので、INTEGER型よりも幅が広いですね。INTEGERはCPUのネイティブの演算で計算できるので高速なのに対し、NUMERICは10進演算を行うため低速です。そのため、値の範囲が必ずINTEGERの範囲に収まるのであればINTEGER型とする方が望ましいことが多いですが、非常に大きな整数になるかもしれない場合など、INTEGER型の範囲に収まらないときはNUMERIC型にする必要があります。

REALは単精度の浮動小数点数で、精度は約6桁、DOUBLE PRECISIONは倍精度の浮動小数点数で精度は15桁ですが、内部的には2進数で表現されているため、10進数であるNUMERIC型とは異なります。特に、10進演算をしたときにREALやDOUBLE PRECISIONでは誤差を生じることに気をつける必要があります。例えば、小数の0.1は2進数で正確に表現することができないため、REAL型の0.1とNUMERIC型の0.1を比較したとき、これらは等しくなりません。数値計算を高速に実行する場合はREAL/DOUBLE PRECISIONを使うのが良いでしょうが、金額の計算をする場合はNUMERICを使うのが望ましいことが多いです。

選択肢AからDまで、いずれも前半部分に書いてあることは正しいのですが、後半部分は誤りです。

従って、正解はEです。

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