PREPARATION
受験対策

Goldの例題解説
「G1.3 データベースの構造」

今回は、Goldの「G1 運用管理 - G1.3 データベースの構造」からの出題です。

例題

1.05

データベースクラスタ配下の各サブディレクトリに保有されるデータの説明として、適切ではないものを1つ選びなさい。

A. globalディレクトリにはデータベースクラスタ全体で共有するテーブルが保有される。

B. pg_tblspcディレクトリにはテーブル空間により管理されるテーブルが保有される。

C. pg_xactディレクトリにはトランザクションのコミット状態のデータが保有される。

D. pg_walディレクトリにはWALファイルが保有される。

E. pg_stat_tmpディレクトリには統計情報コレクタがバックエンドプロセスと必要な情報をやり取りするための一時ファイルが格納される。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。

解答と解説

pg_tblspcにはテーブルやインデックス等のデータは直接保有されず、テーブル空間へのシンボリックリンクが保有されます。

CREATE TABLESPACEコマンドによってユーザに定義されたテーブル空間は、物理的なテーブル空間ディレクトリへのシンボリックリンクをpg_tblspc配下に保有します。
テーブル空間の利用により、データベースクラスタとは別ディレクトリへのデータ格納が可能となるため、テーブルを複数のディスク装置に分散配置し、I/O性能の向上を図ることができます。

その他の説明は正しい内容です。

正解は B です。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システム、AIなどの
新領域での「PostgreSQL」の採用が拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定です

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

応募者全員プレゼント!
オープンソース データベース標準教科書 -PostgreSQL-