今回は、Goldの「G1 運用管理 - G1.3 データベースの構造」からの出題です。
A. globalディレクトリにはデータベースクラスタ全体で共有するテーブルが保有される。
B. pg_tblspcディレクトリにはテーブル空間により管理されるテーブルが保有される。
C. pg_xactディレクトリにはトランザクションのコミット状態のデータが保有される。
D. pg_walディレクトリにはWALファイルが保有される。
E. pg_stat_tmpディレクトリには統計情報コレクタがバックエンドプロセスと必要な情報をやり取りするための一時ファイルが格納される。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
pg_tblspcにはテーブルやインデックス等のデータは直接保有されず、テーブル空間へのシンボリックリンクが保有されます。
CREATE TABLESPACEコマンドによってユーザに定義されたテーブル空間は、物理的なテーブル空間ディレクトリへのシンボリックリンクをpg_tblspc配下に保有します。
テーブル空間の利用により、データベースクラスタとは別ディレクトリへのデータ格納が可能となるため、テーブルを複数のディスク装置に分散配置し、I/O性能の向上を図ることができます。
その他の説明は正しい内容です。
正解は B です。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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