今回は、Silverの「S3 開発/SQL - S3.1 SQL コマンド(データ型)」からの出題です。
列の型をVARCHARと宣言してもCHARACTER VARYINGと宣言しても、全く同じである。
列の型をVARCHARと宣言してもCHARACTERと宣言しても、全く同じである。
列の型をVARCHAR(50)として宣言すると、この列には文字セットの種類に関らず、最大で50文字まで格納できる。
宣言した最大長を超える長さの文字列をVARCHAR列に格納しようとすると、最大長を超える部分が切り捨てられる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2012年12月5日
SQLで文字列を扱うとき、固定長のCHAR(またはCHARACTER)型と、可変長のVARCHAR(またはCHARACTER VARYING)型があります。CHARとCHARACTER、VARCHARとCHARACTER VARYINGはそれぞれ同じものなので、列の定義でどちらを使っても同じです。PostgreSQLの可変長文字列にはこの他にTEXT型があり、これは最大長の指定が不要で、性能的にも問題はなく、利便性が高いのが特長ですが、ごく一部のRDBMSでしか利用することはできません。
PostgreSQLのVARCHAR型は、その最大長を文字数で指定します。従って、VARCHAR(50)とすれば、文字セットの種類に関らず50文字まで格納できます。
RDBMSの種類によってはバイト数で指定するものもあり、この場合は、日本語などのマルチバイト文字を格納する際に、最大長として指定した長さよりも少ない文字数しか格納できなくなります。
VARCHAR列に、宣言した最大長より長い文字列をINSERT文やUPDATE文で格納しようとすると、そのSQLはエラーになります。切り捨て処理が必要な場合は、SUBSTRING関数などを使って明示的に切り捨ててから値を格納しなければなりません。
SQLでは、SELECT、UPDATEなどといったキーワードや、表名、列名、関数名などについては大文字と小文字を区別しないので、どちらで指定しても大丈夫ですが、CHAR列やVARCHAR列に格納される文字列は大文字と小文字が区別されます。
従って正解はAとCです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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