今回は、Silverの「S3 開発/SQL - S3.1 SQL コマンド(UPDATE文)」からの出題です。
UPDATE main SET
(v1, v2) = (SELECT r1, r2 FROM ref WHERE main.id = ref.id);
UPDATE main SET
v1 = (SELECT r1 FROM ref WHERE main.id = ref.id),
v2 = (SELECT r2 FROM ref WHERE main.id = ref.id);
UPDATE main
FROM ref
SET (v1, v2) = (r1, r2)
WHERE main.id = ref.id;
UPDATE main
SET (v1, v2) = (r1, r2)
FROM ref
WHERE main.id = ref.id;
UPDATE main
SET (v1, v2) = (‘A’, ‘B’), (‘X’, ‘Y’);
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2013年10月8日
UPDATE文で他のテーブルのデータを参照するには、副問い合わせ(サブクエリー)を使う方法と、表結合を使う方法があります。
副問い合わせを使う場合は、選択肢Aのように複数の列をリスト形式で指定して1つのSELECT文で更新できます。また、Bのように更新対象の列ごとに、SELECT文を指定することも可能です。
表結合を使うときは、FROM句で結合対象のテーブルを、WHERE句で結合条件を指定します。SET句ではFROM句で指定したテーブルの列を参照することができます。このとき、UPDATE文の構文はSET句→FROM句→WHERE句、の順、つまりDの形式になります。
選択肢EのUPDATE文は構文エラーとなります。
UPDATE main SET (v1, v2) = (‘A’, ‘B’);
であればエラーにはなりませんが、2行とも(‘A’, ‘B’)に更新されてしまいますし、
UPDATE main SET (v1, v2) = (‘A’, ‘B’) WHERE id = 1;
だと、1行だけしか更新されません。
従って、正解はA、B、Dです。
※ 選択肢Aは、PostgreSQL 9.5から利用できるようになりました。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.