今回は、Silverの「一般知識 - リレーショナルデータベースに関する一般的知識(データベースの設計と正規化)」からの出題です。
データサイズを一定にすることでアクセス性能の向上を図る。
データ検索パスを標準化することでアクセス性能の向上を図る。
データの重複を排除することで、データ保守を容易にする。
データの依存関係を単純化することで、データ検索を容易にする。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年2月13日
単に「正規化」と言うと、その対象領域によって目的や意味は様々ですが、「データベースの正規化」とは、データの一元管理のためにデータベース設計で行う手順のことです。
正規化の段階に応じて、非正規形から第1正規形、第2正規形、第3正規形、ボイスコッド正規形、第4正規形、第5正規形までありますが、いずれもデータの重複や冗長性を排除し、データ更新時の整合性を保持しやすくすることを目的としています。
正規化することで、アクセス性能が向上することが多いですが、データサイズも、データ検索パスも正規化とは関係がありません。
正規化のプロセスにおいて、データの依存関係が明らかになりますが、これによって依存関係が単純化するわけでも、検索が容易になるわけでもありません。テーブルの構造やバックアップも正規化とは関係がありません。
データーベースの正規化についての詳細は以下をご覧ください。
OSS-DB入門 第4回 データベースの正規化
従って、正解はCです。
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