今回は、Silverの「S1 一般知識 - S1.1 OSS-DBの一般的特徴(メジャーバージョン/マイナーバージョン)」からの出題です。
1つ目の数はメジャーバージョン、2つ目の数はマイナーバージョン、3つ目の数はパッチバージョンである。バージョン10以降はパッチバージョンを表記しなくなった。
1つ目と2つ目の数を合わせてメジャーバージョン、3つ目の数はマイナーバージョンである。バージョン10以降はマイナーバージョンを表記しなくなった。
バージョン9までは最初の2つの数がメジャーバージョン、バージョン10以降は1つ目の数がメジャーバージョン、いずれも最後の数はマイナーバージョンである。
メジャーバージョンが同じならデータベースを構成するファイルに互換性があるが、これが異なると互換性がなく、アップグレード時にはデータベースの変換が必要になる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2021年1月13日
PostgreSQLは1年に1回の割合でメジャーアップデート、3ヶ月に1回の割合でマイナーアップデートがされています。
バージョン表記については、メジャーアップデートではメジャーバージョンが更新され、マイナーアップデートではマイナーバージョンが更新されますが、この表記方法が2017年にリリースされたバージョン10から変更されました。以前は最初の2つの数でメジャーバージョンを構成しており、例えば9.5と9.6ではメジャーバージョンが異なります。3つ目の数、例えば9.6.3の3はマイナーバージョンで、3回目のマイナーアップデートを意味します。バージョン10からは1つ目の数だけがメジャーバージョンということに変更されたので、例えば10.5と10.6ならメジャーバージョンは同じ、2つ目の数はマイナーバージョンなので、それぞれ5回目と6回目のマイナーアップデートということになります。混乱しないように注意してください。
メジャーアップデートではいくつもの新機能が追加され、それによってデータベースの構造なども変更されます。そのためアップグレード時には新しいプログラムをインストールするだけでなく、データベース自体もデータ移行など再構築が必要になります。
マイナーアップデートはバグ修正のみで新機能の追加はありません。バグ修正に伴い、既存データの修正を要請されることはあるものの、データベースの構造自体は互換性があるので、基本的にはデータベースプログラムだけを更新すればアップグレードが完了します。
したがって正解はCとDです。
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