今回は、Silverの「S1 一般知識 - S1.1 OSS-DBの一般的特徴(リリースサイクル、サポートポリシー)」からの出題です。
マイナーアップデートは通常は1年に1回リリースされる。
マイナーアップデートは通常は半年ごとにリリースされる。
マイナーアップデートは通常は3ヶ月ごとにリリースされる。
サポート期間は各メジャーバージョンのリリースから5年である。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2021年2月10日
PostgreSQLのバージョン9.6までは9.6.4のように3つの数、バージョン10からは10.5のように2つの数で表記されています。最初の2つ(バージョン9.6まで)または1つ(バージョン10以降)がメジャーバージョン、最後の数がマイナーバージョンを表します。
最近のバージョンを見てみると、9.6は2016年9月、バージョン10は2017年10月、バージョン11は2018年10月、バージョン12は2019年10月、バージョン13は2020年9月、と毎年1回、秋にリリースされるのが基本となっています。
マイナーアップデートは、サポート対象となっている各メジャーバージョンに対するバグ修正をしたもので、直近では2020年11月に13.1、12.5、11.10、10.15、9.6.20、9.5.24が同時にリリースされています。それより前は2020年8月、2020年5月、2020年2月、2019年11月、2019年8月、と3ヶ月ごとにリリースされていますが、毎年2月、5月、8月、11月のリリースが基本となっていて、これの他に臨時のセキュリティ修正のアップデートがされることがあります。
サポート期間はメジャーバージョンがリリースされてから5年が基本となっており、例えば2016年9月にリリースされた9.6は2021年11月に最後のマイナーアップデートが予定されており、そこでサポート終了となります。
従って正解はCとDです。
各バージョンのリリース時期、サポート終了時期などについては、以下を参照してください。
https://www.postgresql.org/support/versioning/
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