今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.2 標準付属ツールの使い方(pg_ctl)」からの出題です。
$ pg_ctl stop -m normal
$ pg_ctl stop -m abort
$ pg_ctl stop -m immediate
$ pg_ctl stop -m fast
$ pg_ctl stop -m smart
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2012年1月18日
データベースを停止するには pg_ctl コマンドを stop モードで使います。
smart, fast, immediate の3種類の停止方式があり、-m オプションでその方式を指定します。
smart はすべてのクライアントが切断し、オンラインバックアップがあればそれが終了するのを待ってから、データベースを停止します。
fast は、実行中のトランザクションをすべてロールバックし、クライアントの接続を強制的に切断した後でデータベースを停止します。
immediate は、クリーンアップ処理なしで、すべてのサーバプロセスを即座に終了させます。この場合、データベースの再起動時にリカバリ処理が実行されます。
従って、正解は C と D です。
なお、pg_ctl コマンドはデータベースの管理者ユーザ(多くの環境では postgres )で実行する必要があります。Linux など UNIX 系 OS の管理者ユーザである root で実行することはできない、ということにも注意しておきましょう。
補足解説:-m オプションを省略して、単に pg_ctl stop として実行することもできます。 このとき、PostgreSQL 9.4 までは -m smart と同じ動作をしていましたが、9.5からデフォルトの動作が変わり、-m fast と同じ動作になりました。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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