今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.2 標準付属ツールの使い方」からの出題です。
$ psql --list
$ pg_lsdb
=> SELECT datname FROM pg_database;
=> SELECT database_name FROM information_schema.databases;
=> \list
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2012年5月2日
PostgreSQLのデータベースクラスタに含まれるデータベースの一覧を表示するにはいくつかの方法があります。
もっとも簡単なのは、psql コマンドを -l あるいは --list オプションで実行することです。この場合、psql はデータベースの一覧を表示して、すぐに終了します。同じ出力は psql でデータベースに接続した後、\l または \list メタコマンドを使っても得ることができます。
データベースに関する情報は、pg_database というシステムカタログにありますので、このテーブルから SELECT してもデータベースの一覧が取得できます。
データベース名は datname という列に入っています。
なお、pg_lsdb というコマンドはありません。
システムカタログとよく似た機能に、情報スキーマ(information_schema)があり、データベース内のテーブルやインデックスに関する各種情報が格納されていますが、information_schema に databases という表はありません。
従って、正解は A、C、E です。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.