今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.4 バックアップ方法」からの出題です。
リストアするにはpg_restoreコマンドを利用する。
バックアップ作成前にデータベースを停止する。
ポイントインタイムリカバリ(PITR)用のベースバックアップとして利用できる。
レプリケーション用のベースバックアップとして利用できる。
データベース単位でのバックアップを取得できる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年1月20日
ポイントインタイムリカバリ(PITR)用のベースバックアップの取得手順は、
(1) スーパユーザ権限のあるユーザでデータベースに接続して、
SELECT pg_start_backup(‘some label’);を実行
(2) データベースを止めずに、データベースクラスタ全体の物理的コピー(ベースバックアップ)を取得
(3) スーパユーザ権限のあるユーザでデータベースに接続して、
SELECT pg_stop_backup();を実行となりますが、PostgreSQL 9.1で新設されたpg_basebackupコマンドを利用すると、これらの手順をまとめて実行することができます。作成されたベースバックアップは、PITRのほか、ストリーミングレプリケーションでも利用することができます。
なお、pg_restoreはpg_dumpで作成されたバックアップをリストアするときのコマンドなので、pg_basebackupで作成されたベースバックアップに適用することはできません。また、ベースバックアップはデータベースクラスタ全体について作成するもので、クラスタ内の個別のデータベースに対して取得することはできません。
従って正解はCとDです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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