今回は、Silverの「S2 運用管理 - S2.5 基本的な運用管理作業」からの出題です。
対象のテーブルのテーブルロックを取得し、テーブル内の不要領域を回収する。
VACUUM AUTO ON を実行することで、自動バキュームが実行できるようになる。
VACUUM DETAILS を実行することで、VACUUMの実行状況の詳細が出力される。
VACUUM ANALYZE を実行すると、テーブルの統計情報が取得される。
VACUUM FULL を実行すると、データベース内の全テーブルがVACUUMの対象となる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年3月20日
VACUUMはデータの更新や削除によって不要となったテーブル内の領域を回収するコマンドです。FULLオプションを指定すると、不要領域を物理的に削除するためにテーブルの排他的ロックを取得しますが、デフォルトではロックは取得しません。
テーブル毎に個別にVACUUMを実行することもできますが、対象のテーブルを指定しなければ、データベース内の全テーブルが対象となります。
VERBOSEオプションを指定すると、バキューム処理の詳細な報告が出力されます。
ANALYZEオプションを指定すると、バキュームの実行終了後に、テーブルの統計情報を取得します。
自動バキュームの実行については設定ファイルpostgresql.confで設定しますが、デフォルトで実行されるようになっています。
従って、正解はDです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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