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Silverの例題解説「開発/SQL - 組み込み関数」

今回は、Silverの「開発/SQL - 組み込み関数」からの出題です。

例題

3.35

次のテーブルがある。
select * from test;

val
---
1
2
3
4
5
6
(6 rows)
なお、val列はINTEGER型である。
次のSELECT文の結果として最も適切なものを選びなさい。
select count(*), avg(val) from test where val > 1 and val < 6;

  1. 6, 4
  2. 5, 3

  3. 4, 4

  4. 4, 3.5

  5. 4, 3

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2013年12月17日

解答と解説

COUNTやAVGなど集約関数のあるSELECT文を実行するとき、まず、WHERE句の条件に合致する行(WHERE句がなければすべての行)がすべて抽出され、次いでGROUP BY句に指定された列を使って行がグループ化(列の値が同じ行が1つのグループになる)されます。GROUP BYがないときは、すべての行が1つのグループにまとめられます。集約関数はグループごとに適用されます。
本問は、”val > 1 and val < 6”というWHERE句がありますから、valの値が、2、3、4、5の4行が抽出されます。COUNT関数は行数を数えるので4です。AVG関数は平均値を求めます。VAL列は整数型ですが、整数型のAVGはNUMERIC型(十進数)で返されるので、丸められずに3.5が返ります。
実際にpsqlから実行すると、以下のような結果になります。

count|avg

-------+--------------------------

4|3.5000000000000000

(1 row)

従って、正解はDです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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