PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説「開発/SQL - SQLコマンド(トリガー)」

今回は、Silverの「開発/SQL - SQLコマンド(トリガー)」からの出題です。

例題

3.48

PostgreSQLのトリガー機能について、適切な記述を2つ選びなさい。

  1. SELECT文やINSERT文の実行の前に、トリガーとして定義したプログラムが実行される。
  2. CREATE TRIGGER文の中で、PL/pgSQLを使ってトリガーのコードを定義する。

  3. PL/pgSQLに限らず、PL/Perlなど、他の手続き言語でもトリガーを定義できる。

  4. ビューにトリガーを定義して、ビューを更新することができる。

  5. 1つのテーブルの1つのイベント(例えば、BEFORE INSERT FOR EACH ROW)に定義できるトリガーは1つだけである。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年11月19日

解答と解説

トリガーは、テーブルやビューのINSERT/UPDATE/DELETE/TRUNCATEについて定義することができ、テーブルが更新される前あるいは後にトリガーを自動的に実行することで、データの整合性を保つための処理などを実装できます。SELECT文はデータを更新しないので、トリガーを定義することはできません。
トリガーを定義するためには、CREATE FUNCTIONでTRIGGER型の関数を作成し、それをCREATE TRIGGERでテーブルやビューのイベントに割り当てます。CREATE TRIGGERで指定するのはトリガーとして実行する関数の名前だけで、トリガーのコードは記述しません。
多くの場合、トリガーはPL/pgSQLで記述されますが、PL/Perlなど他の手続き言語やC言語などでも作成できます。ただし、現在のバージョンではSQL言語でトリガーを記述することはできません。
ビューにINSTEAD OFトリガーを定義することで、ビューを更新することもできます。PostgreSQL 9.3で更新可能ビューが導入されましたが、更新できないビューを更新したい場合や9.2以前のバージョンを使用している場合は、INSTEAD OFトリガーを定義するか、RULEを定義することで、ビューに対するINSERT/UPDATE/DELETEを実行できるようになります。

トリガーは特定のイベントに対して複数定義することができます。複数のトリガーが定義された場合、それらはトリガー名のアルファベット順で実行されます。

従って、正解はCとDです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

LPI-Japan
Platinum Sponsors

関連資格