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受験対策

Silverの例題解説「開発/SQL - 組み込み関数(集約関数)」

今回は、Silverの「開発/SQL - 組み込み関数(集約関数)」からの出題です。

例題

3.52

次の一連のSQLを実行した。

CREATE TABLE test (id INTEGER, x INTEGER, y INTEGER);
INSERT INTO test VALUES(1, 1, 2);
INSERT INTO test VALUES(2, 1, 4);
INSERT INTO test VALUES(3, 1, 6);
INSERT INTO test VALUES(4, 1, 8);
INSERT INTO test VALUES(5, 2, 3);
INSERT INTO test VALUES(6, 2, 5);
INSERT INTO test VALUES(7, 2, 7);
INSERT INTO test VALUES(8, 2, null);
SELECT count(*), count(y), sum(y), avg(y) FROM test WHERE x > 1;

最後のSELECT文の結果として適切なものはどれか。

  1. 8, 7, 35, 5
  2. 8, 8, 35, 4.375

  3. 4, 3, 15, 5

  4. 4, 4, 15, 3.375

  5. 上記のいずれでもない。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2015年4月20日

解答と解説

例題のSELECT文にはx>1というWHERE句が付いているので、テーブルtestのidが5から8までの4行だけがSELECTの対象となります。
count関数は、引数を*とすると行数を返しますが、引数に列名を入れると、その列がNULLでない行数を返します。id=8の行はyがNULLなので、count(*)は4ですが、count(y)は3になります。
sum関数は合計値を返しますが、この時、NULLの列は無視して計算します。
avg関数は平均値を返しますが、このとき、NULLの行は存在しないものとして平均を求めるので、この例題の場合は合計値の15を非NULL行数の3で割る、という計算になります。なお、入力値が整数型の場合、avg関数はNUMERIC型の値を返すので、実数型などへの型変換を行わなくても、期待する平均値を取得できます。

従って、正解はCです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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