今回は、Silverの「開発/SQL - SQLコマンド(テーブル定義)」からの出題です。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2016年11月14日
substringは部分文字列を切り出す関数で、使い方はいろいろありますが、文字位置を指定する方法では、substring(text, start, count) あるいは substring(text from start for count) とすることで、textのstart番目の文字からcount個の文字を切り出します。countを省略すると、文字列の終わりまでを切り出します。
従って、substring(last, 1, 1)はlastの先頭文字1文字だけ、substring(last, 2)はlastの2文字目から終わりまでを返します。
文字列をすべて大文字にするにはupper関数、すべて小文字にするにはlower関数を使います。
SELECT upper(substring(last, 1, 1)) || lower(substring(last, 2)) FROM names;
とすることで、
Smith
Rice
Johnson
が返ります。
従って、正解は upper と lower です。
なお、先頭文字を大文字に、2文字目以降を小文字にする、という関数 initcap も用意されており、これを使えば substringや文字列結合を使わなくても、
SELECT initcap(last) FROM names;
とするだけで、同じことが実現できます。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.