今回は、Silverの「開発/SQL - 組込関数(時間関数)」からの出題です。
minute(now())
to_char(current_timestamp, ‘MI’)
extract(minute from current_time)
current_minute()
date_part(minute, now())
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年1月30日
現在日時を取得する標準SQLの関数には、日時を取得するcurrent_timestamp、日付のみを取得するcurrent_date、時刻のみを取得するcurrent_timeがあります。これらはいずれも「関数」ですが、終わりに括弧を付けずに使用することに注意してください。
また、標準ではありませんが、PostgreSQLをはじめとしていくつかのデータベースで使える関数にnow()があり、これは日時を取得します。
時刻から特定の部分だけ取り出すにはいくつかの方法があります。
to_char関数は、特定の部分だけを取り出すというより、目的のフォーマットに合わせて出力するためのものですが、第一引数に日時、第二引数にフォーマットを指定します。
例えば’YYYY-MM-DD HH24:MI:SS’とすれば、「年-月-日 時:分:秒」の形式になります。分を指定する場合、MMでなくMIとすることに注意してください。分(minute)も月(month)もMで始まるため、MMとMIで区別しています。
特定の部分のみ取り出すには、標準SQLのextract関数が使用できます。extract(フィールド名 from日時)の形式で使用します。分を取り出すにはminuteあるいは’minute’と指定します。
標準SQLではありませんが、PostgreSQLにはdate_part関数もあり、第一引数にフィールド名、第二引数に日時を指定すると、extractと同等な機能になりますが、フィールド名は文字列で渡す、つまり単一引用符で括る必要があります。
なお、minute、current_minuteといった関数はありません。
従って、正解はBとCです。
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