今回は、Silverの「一般知識 - OSS-DBの一般的特徴」からの出題です。
プロシージャ
ファンクション
データベーストリガ
シーケンス
シノニム
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2011年8月24日
正解はAとEです。
RDBMSには多数の製品があり、機能的にはいずれも非常によく似ていますが、製品によって機能に若干の違いがあります。
ストアドプロシージャは多くのRDBMSがサポートする機能で、データベースに対する一連の処理を手続きとして、RDBMSに保存するものです。
その手続きが値を返すかどうかによって、ファンクション(値を返す)とプロシージャ(値を返さない)に分類されます。
PostgreSQLではPL/pgSQLという言語を使ってファンクションを作成できますが、プロシージャはサポートしていないので、ファンクションとして実現することになります。
データベーストリガは表に対するイベントに対して自動的に実行されるプログラムで、具体的にはINSERT/UPDATE/DELETEなどのデータ操作の前あるいは後に起動されます。
PostgreSQLではバージョン6.2からトリガをサポートしています。
シーケンスはID列など一意な値を必要とするカラムで主に使われます。
PostgreSQLではCREATE SEQUENCE文でシーケンスを定義することができます。
シノニムはテーブルやビューに対して別名でアクセスすることを可能にする機能で、RDBMSの種類によってはエイリアスと呼ばれることもあります。
PostgreSQL 9.0はシノニム(エイリアス)をサポートしていませんので、必要に応じてビューとルールを使って実現することになります。
特定の機能がサポートされていないからといって、その機能がまったく使えない、というわけではありません。
多くの場合は何らかの代替手段がありますので、どうすれば必要な機能を実現できるか、ということに注意する必要があります。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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