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Silverの例題解説「運用管理 - 基本的な運用管理作業」

今回は、Silverの「運用管理 - 基本的な運用管理作業」からの出題です。

例題

1.38

PostgreSQLにおけるデータベースユーザの作成・削除・変更について、正しい説明を2つ選びなさい。

  1. CREATE USERでユーザを作成すると、そのユーザ名に対応したスキーマが自動的に作成される。

  2. CREATE USERを実行するには、CREATEROLE権限、あるいはそれと同等以上の適切な権限が必要である。

  3. DROP USERでユーザを削除すると、そのユーザが所有していたオブジェクトも同時に削除される。

  4. DROP USERを実行するには、DROPROLE権限、あるいはそれと同等以上の適切な権限が必要である。

  5. ALTER USERでユーザの名前を変更することができる。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年2月24日

解答と解説

データベースユーザの作成・削除・変更は、それぞれ、CREATE USER、DROP USER、ALTER USER文を使って行います。なお、PostgreSQLの実装では、ユーザとロールに違いがないので、CREATE ROLE、DROP ROLE、ALTER ROLEでも同じことができます。
ユーザの作成・削除・変更を行うには、CREATEROLE権限が必要です。もちろん、SUPERUSER権限を持つ管理者ユーザも同じ操作を実行できますが、DROPROLEという権限はありません。CREATEUSERという権限もありますが、これは廃止予定であり、またSUPERUSERと同じ意味なので注意してください。
PostgreSQLではCREATE USERを実行しても、スキーマは自動的には作られません。必要な場合は、CREATE SCHEMAで作ります。
DROP USERでユーザを削除するとき、そのユーザがテーブルなどのオブジェクトを所有している場合はエラーになります。ユーザが所有するオブジェクトを削除してからでなければ、ユーザを削除することはできません。
ALTER USER old_name RENAME TO new_name; を実行することにより、既存のユーザの名前を変更することができます。

従って、正解はBとEです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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