今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法」からの出題です。
psqlコマンドから、CREATE CLUSTER文を実行することで作成できる。
OSのコマンドプロンプトからinitdbコマンドを実行することで作成できる。
OSのコマンドプロンプトからpg_ctl initdbコマンドを実行することで作成できる。
セキュリティ上の理由から、作成されるファイルはコマンドを実行したユーザ以外には読み取り許可がない。
セキュリティ上の理由から、OSの管理者ユーザ(Linuxならroot)が作成すべきである。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年4月15日
データベースクラスタを新規に作成するには、OSのコマンドプロンプトから、initdbコマンドを実行します。あるいは、pg_ctlコマンドでinitdbオプションを指定することでも作成できます。
データベースクラスタは、セキュリティ上の理由から、データベースクラスタを作成したユーザ(initdbを実行したデータベース管理者ユーザ)以外は読み書きができないようになっています。Linux上でのパーミッションは、ファイルはすべて600、ディレクトリはすべて700に設定されています。もちろん、psqlコマンドなどを利用して、その他のユーザもデータベース内のデータを読み書きできるのですが、これはデータベース管理者ユーザの権限で動作するサーバプログラムと通信することで実現されています。
OSの管理者ユーザ(root)の権限では、initdbやpg_ctlなどデータベース管理のコマンドは動作しないようになっています。なお、Linuxではrootユーザがinitスクリプトを使ってデータベース管理のコマンドを実行することも可能ですが、内部的にはpostgresユーザの権限に切り替えてからpg_ctlコマンドを発行しています。
従って、正解はB、C、Dです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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