今回は、Silverの「運用管理 - 標準付属ツールの使い方」からの出題です。
ユーザの作成にはcreateuser、ロールの作成にはcreateroleコマンドを使う。
createuserコマンドを実行するには、CREATEUSER権限が必要である。
-d オプション付きで実行すると、新しいユーザにデータベース作成の権限が付与される。
-u オプション付きで実行すると、新しいユーザにユーザ作成の権限が付与される。
-s オプション付きで実行すると、新しいユーザにスーパユーザ権限が付与される。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年5月19日
データベースユーザを作成するには、OSのコマンドラインからcreateuserコマンドを実行するか、psqlでデータベースに接続して、CREATE USER文を実行します。PostgreSQLの実装では、ユーザとロールに区別がないので、これらのコマンドでロールを作成することもできます。SQLではCREATE ROLE文を使うこともできますが、createroleというコマンドはありません。
createuserコマンドを実行するにはCREATEROLEという権限が必要です。CREATEUSERという権限もあります(廃止予定)が、これはスーパユーザと同じ権限なので、createuserコマンドの実行に必要ではありません。
createuserにオプションをつけて実行することで、新しいユーザに権限を付与することができます。-dオプションはデータベース作成の権限、-rオプションはユーザ(ロール)作成の権限、-sはスーパユーザ権限を付与します。なおスーパユーザ権限を付与するには、createuserを実行するユーザ自身がスーパユーザ権限を持っている必要があります。
従って正解はCとEです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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