今回は、Goldの「性能監視 - アクセス統計情報、関連パラメータ」からの出題です。
A. データベースクラスタ全体の稼働統計情報が1行だけ格納される。
B. blks_hitはバッファキャッシュにヒットしたブロック数が格納される。
C. blks_readはディスクから読み込んだブロック数とバッファキャッシュから読み込んだブロック数の合計である。
D. デフォルトではtrack_countsパラメータがoffであるため、稼働統計情報が収集されない。
E. tup_fetchedはインデックススキャンを使用して読み取った行数が格納される。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
A. pg_stat_databaseにはデータベースごとに1行稼働統計情報が格納されます。
B. 正しい記述です。
C. blks_readはディスクから読み込んだブロック数が格納されます。バッファキャッシュから読み込んだブロック数は含まれません。
D. 稼働統計情報を収集するにはtrack_countsパラメータがonである必要があります。デフォルトではtrack_countsパラメータがonであるため、initdb直後の状態でも稼働統計情報が収集されます。
E. インデックススキャンに限らず、読み取られた行数です。インデックススキャンで読み取られた行数はpg_stat_(all|sys|user)_tablesのidx_tup_fetchでテーブル別の値を参照できます。
従って正解は、A,C,D,E です。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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