今回は、Goldの「パフォーマンスチューニング - 性能に関係するパラメータ」からの出題です。
shared_bufferは、PostgreSQLサーバが使用する共有メモリバッファのサイズ を設定する。
max_connectionsは、PostgresSQLサーバに接続できる最大クライアント数を 設定する。
work_memは、VACUUM、CREATE INDEXなどの保守作業で使用されるメモリの最 大容量を設定する。
sslをonに設定することでSSL接続を有効にする。
wal_levelは、WALに書き込まれる情報を制御するパラメータである。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
答は C です。
work_memはソーティングやハッシュ操作などが使用するメモリ容量を指定するパラメータです。複雑な問合せの場合、実行中のセッションが複数ある場合など、work_memの数倍のメモリが使用されることになる点に注意が必要です。
VACUUMやCREATE INDEXなどの保守操作で使用されるメモリ容量は maintenance_work_mem で指定します。
work_mem, maintenance_work_mem のデフォルト値はPostgreSQLのバージョンによって異なりますが、バージョン12ではそれぞれ4MB、64MBになっています。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
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