今回は、Silverの「開発/SQL - 文字列演算子 - 文字列関数」からの出題です。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2011年10月05日
SQLによる文字列マッチングでは LIKE 演算子を使うと、ワイルドカードとして_ と % を使うことができます。"_"は任意の1文字、"%"は任意の文字列(0文字でも可)とマッチします。
選択肢Aは1文字目が任意の文字、2文字目と3文字目が A、4文字目以降が任意の文字列であるような val とマッチします。
PostgreSQLでは LIKE の他に、~ 演算子による正規表現とのマッチングが可能です。
選択肢Bでは、"^" が文字列の先頭、"."が任意の1文字とマッチするので、'^.AA'は2文字目と3文字目が A であることを意味します。
文字列中の部分文字列を検索するには、LIKE や正規表現によるマッチング以外にもいくつかの方法があります。
substring()関数は、substring(str, n, m)のようにして、文字列 str のn文字目からm文字を切り出すのに使うことができます。
また、substring(str FROM n FOR m)という使い方もあり、これも、文字列 strのn文字目からm文字となります。
選択肢CおよびDはいずれも2文字目と3文字目を切り出したときに、それが'AA'であることを意味します。
position()関数は、position(sub IN str)のようにして、文字列 str の中の部分文字列 sub を検索し、その開始位置を返します。
選択肢Eは文字列 val から部分文字列 'AA' を検索するので正しく検索できそうですが、val が AAA で始まるときは 1 が返ってしまいます。
従って、正解はEです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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