今回は、Silverの「開発/SQL - SQLコマンド(SELECT文-JOIN)」からの出題です。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年3月20日
リレーショナルデータベースでは、データを正規化して複数のテーブルに分けて格納するため、データを検索・表示するときは、複数のテーブルを結合することが多くなります。
例題の1つ目のSELECT文のように、検索対象のテーブルをFROM句にカンマ区切りで並べ、結合条件をWHEREに書くこともできますが、2つ目のSELECT文のように、FROM句の後のJOIN句に結合対象のテーブルおよび結合条件を書くという方法もあります。
JOIN句を使う時の結合条件は、ONを使って ON x.id = y.id
のように条件式を書きますが、結合に使う列の名前が同じ時は、USING (id) のように列名だけを指定することが条件式を省略できます。
従って、正解は USING です。
なお、SQL文では大文字と小文字を区別しないので、using、Usingなどと書いても正解です。
この例題のように、SELECT *
ですべての列を表示する場合、結合条件をONで指定した時と、USINGで指定した時で、結果の表示が少し異なります。実際に試して確認してください。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
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