今回は、Silverの「開発/SQL - SQLコマンド(インデックス)」からの出題です。
列にPRIMARY KEYの制約をつけると、自動的にインデックスが作成される。
列にUNIQUEの制約をつけると、自動的にインデックスが作成される。
列にNOT NULLの制約をつけると、自動的にインデックスが作成される。
列にUNIQUEの制約がなくても、インデックスをUNIQUEとして作成することができる。
デフォルトではB-treeインデックスが作成される。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2016年3月7日
インデックスはCREATE INDEXにより作成できますが、PRIMARY KEY、UNIQUEの制約がある列については自動的に作成されます。もしUNIQUE制約のある列にインデックスがないとすると、INSERTやUPDATEの度にテーブルの全件走査をしなければならなくなる、ということの論理的帰結として理解すると良いでしょう。NOT NULLの制約ではこのような問題はありませんから、インデックスが自動作成されたりはしません。
列にUNIQUE制約がなくてもCREATE UNIQUE INDEXとして一意なインデックスを作成することができます。このとき、既存のデータが一意でなければエラーになり、インデックスの作成が失敗します。また、列にUNIQUE制約をつけたのと同じ状態になるため、列が一意でなくなるようなINSERTやUPDATEもエラーになります。
PostgreSQLでは、B-tree、ハッシュ、GiSTなど様々なインデックスをサポートしていますが、CREATE INDEXの実行時に指定しなければ、デフォルトでB-treeのインデックスが作成されます。
誤っているものを選ぶ問題なので、正解はCです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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