PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説「開発/SQL - SQLコマンド(DELETE文)」

今回は、Silverの「開発/SQL - SQLコマンド(DELETE文)」からの出題です。

例題

3.77

テーブル定義に関わらず、必ずエラーになる文を2つ選びなさい。

  1. DELETE FROM t1.table1 t2 WHERE a = b;
  2. DELETE table1 WHERE column1 = 100;
  3. DELETE FROM table1 t1, table2 t2 WHERE t1.a = t2.b;
  4. DELETE FROM table1;
  5. DELETE FROM table1 WHERE a IN (SELECT x FROM table2);

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2017年7月31日

解答と解説

DELETE文の基本的な構文は
DELETE FROM テーブル名 ((AS) テーブル別名) WHERE 条件式
です。

FROMは必須なのでBはエラーになります。

SELECT文とは違い、FROM句にカンマ区切りで複数のテーブルを並べることはできません。従ってCもエラーになります。

AのFROM句の t1.table1 t2 ですが、t1というスキーマ内にあるtable1というテーブルを削除の対象とし、t1.table1をt2という別名で参照する、という意味です。WHERE句の a = b は列aの値と列bの値が等しければ削除する、ということなので、そのような名前のスキーマ、テーブル、および列が存在して、aとbが比較可能ならエラーにはなりません。

DはWHERE句がありませんが、この場合はtable1のすべての行が削除されます。psqlから実行すると、デフォルトではROLLBACKできませんので、十分に注意してください。

EはWHERE句にSELECT文がありますが、table1の列aの値が、括弧内のSELECT文が返した値の集合の中に含まれる場合について、それらの行をtable1から削除する、ということになります。従って、table1、table2にそれぞれ列a、xが存在して、aとxが比較可能ならエラーにはなりません。

従って、正解はBとCです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

LPI-Japan
Platinum Sponsors