今回は、Silverの「開発/SQL - SQLコマンド(ビュー)」からの出題です。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2019年11月27日
ビューを定義するにはCREATE VIEWを使います。定義したビューの属性を変更するためにALTER VIEWコマンドがありますが、変更可能な属性はビュー名、所有者、スキーマくらいで、ALTER VIEWで実行できることは非常に限られています。この点、ALTER TABLEがテーブルのほとんどの属性を変更できるのと大きく異なるので注意してください。
ビューの名前を変更するには、
ALTER VIEW 旧ビュー名 RENAME TO 新ビュー名
のようにします。ビューの所有者を変更するには、
ALTER VIEW ビュー名 OWNER TO 新所有者
のようにします。
ビューへの列の追加などビューを定義するSQL文の変更は、
CREATE OR REPLACE VIEW ビュー名 AS SQL文
のようにすることで可能ですが、この構文では既存のビューに存在する列は同じ順序、同じデータ型で残し、末尾に新しい列を追加することしかできません。列の削除やデータ型の変更は、CREATE OR REPLACE VIEWでも実行できず、一旦、DROP VIEWでビューを削除した上で、CREATE VIEWで再作成する必要があります。
したがって正解はDとEです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.