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受験対策

Silverの例題解説「開発/SQL - 組み込み関数(集約関数)」

今回は、Silverの「開発/SQL - 組み込み関数(集約関数)」からの出題です。

例題

3.117

SELECT count(*), count(x) FROM sample_table;
を実行したときの動作として適切なものを1つ選びなさい。

  1. count(*) も count(x) もテーブルsample_tableの行数が返される。
  2. count(*) は sample_table の行数、count(x) は列 x の異なる値の種類の数が返される。

  3. count(*) は sample_table の行数、count(x) は列 x の値が NULL でない行の数が返される。
  4. count(*) は sample_table でどの列もNULLでない行の数、count(x) は列 x の値が NULL でない行の数が返される。
  5. count(*) は sample_table の一番左の列の値の合計、count(x) は列 x の値の合計が返される。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2020年7月22日

解答と解説

データベースでは、データの合計や平均など統計値を求めるための関数が多数用意されていますが、count はその中でも最も基本的な、データの件数を数えるための関数です。
引数として * を渡すと、単純に行の数を返します。
引数として列名や式を渡すと、その列、あるいは式の値が NULL でない行の数を返します。


したがって正解はCです。


NULL値は、このようにデータ件数の集計から除外されるだけでなく、平均値などの計算でも対象外になるので、注意しましょう。
行数を返すと言っても、実行方法は例題のようにテーブルの行数を求める単純なSQLだけではありません。WHERE句をつければ、そのWHERE条件を満たす行数を返してくれます。
より典型的にはGROUP BY句を付けて、指定した列の値によってデータを分類し、それぞれのグループの行数を調べるのに使われます。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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