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受験対策

Silverの例題解説「開発/SQL - 組み込み関数(文字列演算子・述語)」

今回は、Silverの「開発/SQL - 組み込み関数(文字列演算子・述語)」からの出題です。

例題

3.121

PostgreSQLでの文字列の処理について適切なものを3つ選びなさい。

  1. 文字列を結合するには || を使うことができる。例えば 'abc' || 'xyz' は 'abcxyz' となる。
  2. 文字列を結合するには + を使うことができる。例えば 'abc' + 'xyz' は 'abcxyz' となる。

  3. 文字列の比較に使う LIKE は大文字と小文字を区別しないので、例えば 'ABC' LIKE 'abc' は真となる。
  4. LIKEによる文字列比較では、_ と % がワイルドカードであり、例えば 'abcde' LIKE 'a_c%' は真となる。
  5. 正規表現との比較をするSIMILAR TOがサポートされているが、POSIX正規表現とは異なり、_ と % がワイルドカードである。例えば 'abcde' SIMILAR to 'a_c%' は真となる。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2020年11月25日

解答と解説

文字列の処理はRDBMSで最も重要な機能の一つなので、しっかりと理解しておきましょう。
文字列を結合するのに使用する標準SQLの演算子は、縦棒を2つ続けた || で、PostgreSQL もこれに従っています。多くのプログラミング言語で文字列の連結に + を使いますが、SQLでは算術演算の意味になってしまうため、文字列の連結には使えません。
文字列の部分一致は、substring 関数などで部分文字列を取り出して、= 演算子で比較することもできますが、OSのシェルで ? や * のワイルドカードを使ってファイル名をマッチさせるのと同様な手法も使えます。注意すべきは、SQLのLIKEを使うとき、任意の1文字とマッチするワイルドカードは _、任意の文字列とマッチするのは % であることです。
なお、LIKE でも = でも、文字列の比較では大文字と小文字を区別するので、'ABC' と 'abc' はマッチしません。区別したくない場合、ILIKE というPostgreSQLの拡張機能を使うか、あるいは upper や lower の関数を使って大文字あるいは小文字に変換してから比較します。
LIKE ではワイルドカードしか使えませんが、更に柔軟な文字列マッチングを可能にするため、PostgreSQLではSIMILAR TOという比較を提供しています。これは、| による二者択一、カッコを使ったグループ化、*, +, ?, {} を使った直前の項目の繰り返し回数の指定などPOSIX正規表現の機能を取り込んだものですが、ワイルドカードについては標準SQLと同じ _ と % を使用します。なお、POSIX正規表現では、任意の1文字は .(ピリオド)、任意の文字列は .*(ピリオドとアスタリスク)を使います。

したがって正解はA、D、Eです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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