今回は、Silverの「開発/SQL - SQL コマンド(UPDATE文)」からの出題です。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2021年月27日
各SQLを順に見ていきましょう。
1行目のcreate tableはid列が主キー、整数型のval列があるsampleテーブルを作成しています。
2行目のinsertはidの値が、1, 2, 3, 4, 5の5行のデータを作成しています。valにはすべてnullが入ります。
3行目のupdateは各行のval列をidと同じ値に設定しています。この時点で(id, val)の値はそれぞれ(1, 1), (2, 2), (3, 3), (4, 4), (5, 5)となります。
4行目のupdateはvalの値を2倍にしていますが、where句でidの値が2より大きい列だけを更新の対象にしています。更新後の(id, val)の値はそれぞれ(1, 1), (2, 2), (3, 6), (4, 8), (5, 10)となります。
5行目のupdateはvalの値に1を加えていますが、where句でvalの値が4より小さい列だけを更新の対象にしています。更新後の(id, val)の値はそれぞれ(1, 2), (2, 3), (3, 6), (4, 8), (5, 10)となります。
最後のselect文のsum(val)はvalの値の合計ですので、2+3+6+8+10 すなわち29となります。
したがって、正解は29です。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。
※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。
© EDUCO All Rights Reserved.