今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法」からの出題です。
initdb コマンドを実行した直後のデータベースクラスタには、 template0, template1 という2つのテンプレートデータベースがある。
createdb コマンドを実行すると、デフォルトでは template1 のコピーが作られる。
テンプレートデータベースを新たにデータベースクラスタに追加すると、その名前は自動的に template2, template3 というように template と数字の組み合わせになる。
initdb コマンドを実行した直後の postgres データベースの内容は、テンプレートデータベース template1 と同じである。
テンプレートデータベース template0 は更新してはならない。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2012年9月26日
initdb コマンドを実行すると、新しくデータベースクラスタが作られますが、そこには template0, template1 という2つのテンプレートデータベースと postgres という通常のデータベースが含まれます。
createdb コマンド、あるいは CREATE DATABASE 文で新規にデータベースを作成するとき、内部的にはテンプレートデータベースのコピーが作られます。テンプレートとして使用するデータベースはオプションで指定できますが、デフォルトでは template1 が使われます。
initdb コマンドを実行した直後の postgres データベースは、template1 のコピーですから、これらの内容は同じになります。
template0 はシステムが標準で定義しているオブジェクトだけから構成されており、更新することはできません。
template0 以外のテンプレートデータベースは更新することができ、CREATE DATABASE で新規に作成したり、DROP DATABASE で削除することもできます。名前も自由につけることができます。
誤っているものを選ぶ問題なので、正解は C です。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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