PREPARATION
受験対策

Silverの例題解説「運用管理 - インストール方法」

今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法」からの出題です。

例題

1.41

データベースクラスタの新規作成について、正しい記述をすべて選びなさい。

  1. psqlコマンドから、CREATE CLUSTER文を実行することで作成できる。

  2. OSのコマンドプロンプトからinitdbコマンドを実行することで作成できる。

  3. OSのコマンドプロンプトからpg_ctl initdbコマンドを実行することで作成できる。

  4. セキュリティ上の理由から、作成されるファイルはコマンドを実行したユーザ以外には読み取り許可がない。

  5. セキュリティ上の理由から、OSの管理者ユーザ(Linuxならroot)が作成すべきである。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年4月15日

解答と解説

データベースクラスタを新規に作成するには、OSのコマンドプロンプトから、initdbコマンドを実行します。あるいは、pg_ctlコマンドでinitdbオプションを指定することでも作成できます。
データベースクラスタは、セキュリティ上の理由から、データベースクラスタを作成したユーザ(initdbを実行したデータベース管理者ユーザ)以外は読み書きができないようになっています。Linux上でのパーミッションは、ファイルはすべて600、ディレクトリはすべて700に設定されています。もちろん、psqlコマンドなどを利用して、その他のユーザもデータベース内のデータを読み書きできるのですが、これはデータベース管理者ユーザの権限で動作するサーバプログラムと通信することで実現されています。
OSの管理者ユーザ(root)の権限では、initdbやpg_ctlなどデータベース管理のコマンドは動作しないようになっています。なお、Linuxではrootユーザがinitスクリプトを使ってデータベース管理のコマンドを実行することも可能ですが、内部的にはpostgresユーザの権限に切り替えてからpg_ctlコマンドを発行しています。

従って、正解はB、C、Dです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
採用になった方にはLPI-Japanオリジナルの記念品を贈呈します。

※試験問題に関わるお問い合わせにつきましては、LPI-Japan事務局ではお応えできませんのでご了解ください。

企業の基幹システムや業務システムでの
OSS-DBの採用がますます拡大している中、
昇格・昇給・就職・転職に必ず役立つ認定資格になります

OSS-DBの受験対策について

受験の学習をサポートする情報や対策に役立つ情報をご紹介

サンプル問題/例題解説

例題 のアーカイブを試験ごとにまとめています。OSS-DB技術者認定試験の学習にお役立てください

学習教材・教育機関のご紹介

OSS-DB認定教材や教育機関について詳しくご説明いたします。

無料技術解説セミナー

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

OSS-DB道場

受験準備をされていらっしゃる方々を対象に、無料技術解説セミナーの日程をお知らせしています。

LPI-Japan
Platinum Sponsors