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受験対策

Silverの例題解説「運用管理 - 標準付属ツールの使い方」

今回は、Silverの「運用管理 - 標準付属ツールの使い方」からの出題です。

例題

1.42

PostgreSQLのユーザやロールの作成をOSのコマンドラインから実行する場合について、適切な記述を2つ選びなさい。

  1. ユーザの作成にはcreateuser、ロールの作成にはcreateroleコマンドを使う。

  2. createuserコマンドを実行するには、CREATEUSER権限が必要である。

  3. -d オプション付きで実行すると、新しいユーザにデータベース作成の権限が付与される。

  4. -u オプション付きで実行すると、新しいユーザにユーザ作成の権限が付与される。

  5. -s オプション付きで実行すると、新しいユーザにスーパユーザ権限が付与される。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2014年5月19日

解答と解説

データベースユーザを作成するには、OSのコマンドラインからcreateuserコマンドを実行するか、psqlでデータベースに接続して、CREATE USER文を実行します。PostgreSQLの実装では、ユーザとロールに区別がないので、これらのコマンドでロールを作成することもできます。SQLではCREATE ROLE文を使うこともできますが、createroleというコマンドはありません。
createuserコマンドを実行するにはCREATEROLEという権限が必要です。CREATEUSERという権限もあります(廃止予定)が、これはスーパユーザと同じ権限なので、createuserコマンドの実行に必要ではありません。
createuserにオプションをつけて実行することで、新しいユーザに権限を付与することができます。-dオプションはデータベース作成の権限、-rオプションはユーザ(ロール)作成の権限、-sはスーパユーザ権限を付与します。なおスーパユーザ権限を付与するには、createuserを実行するユーザ自身がスーパユーザ権限を持っている必要があります。

従って正解はCとEです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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