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Silverの例題解説「運用管理 - 基本的な運用管理作業(VACUUM、ANALYZEの目的と使い方)」

今回は、Silverの「運用管理 - 基本的な運用管理作業(VACUUM、ANALYZEの目的と使い方)」からの出題です。

例題

1.50

ANALYZEに関する記述として適切なものを2つ選びなさい。

  1. テーブルの全データを解析するので、テーブルが大きいと時間が掛かる。
  2. テーブルの排他ロックを取得するため、実行中はデータへのアクセスができなくなる。
  3. ANALYZEコマンドあるいはVACUUMコマンドにより実行する。
  4. 一般的に、各テーブルについて1度だけ実行すれば十分である。
  5. オプション指定により、対象を、データベース内の全テーブル、あるいは、データベース内の特定のテーブルのみ、特定のテーブルの特定の列のみ、などに制限できる。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2015年1月28日

解答と解説

ANALYZEはテーブルの内容に関する統計情報を集計します。その結果は問い合わせプランナが最適な実行計画を作成するために利用されます。

ANALYZEはテーブルの読み取りロックのみを必要とするので、テーブルに対する他の作業と並行して実行することができます。

巨大なテーブルでは、すべてのデータを解析するのでなく、ランダムなサンプリングを行います。従って、巨大なテーブルでも短時間でANALYZEを行うことができます。

ANALYZEはANALYZEコマンドを実行するか、VACUUMコマンドにANALYZEオプションを指定することで実行できます。何もオプションをつけなければデータベース内の全テーブルが対象になりますが、オプションでテーブル名、あるいはテーブル名と列名を指定して、特定のテーブル、あるいはテーブルの特定の列だけを対象にANALYZEすることもできます。

ANALYZEの結果は問い合わせの性能に大きな影響を与えるので、テーブルの内容に大きな変化があったとき、例えば大量のデータをロードしたり、更新した時などは、その都度、ANALYZEを実行することが望ましいです。また、毎日1度、夜間などデータベースがあまり利用されていない時間に定期的に実行するのが一般的です。もちろん、全く更新のないテーブルでは、ANALYZEを1度だけ実行すれば、その後は実行する必要はありません。

従って、正解はCとEです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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