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Silverの例題解説「運用管理 - 基本的な運用管理作業(テーブル単位の権限、GRANT/REVOKE)」

今回は、Silverの「運用管理 - 基本的な運用管理作業(テーブル単位の権限、GRANT/REVOKE)」からの出題です。

例題

1.54

テーブルtestを作成した後、次の操作を行った。

GRANT SELECT ON test TO PUBLIC;
GRANT UPDATE ON test TO foo;
REVOKE SELECT ON test FROM foo;

ユーザfooがテーブルtestに関して操作する権限について適切なものを1つ選びなさい。

  1. テーブルtestを更新できるが、参照することはできない。
  2. テーブルtestを参照することも更新することもできない。

  3. テーブルtestを参照することはできるが、更新することはできない。

  4. テーブルtestを参照することも更新することもできる。

※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2015年6月29日

解答と解説

データベース上の権限付与にはGRANTを使います。GRANT文の基本的な構文は、
GRANT (付与したい権限) ON (対象オブジェクト) TO (付与相手);
です。付与相手としては、ユーザ名、ロール名を個別に指定する他に、PUBLICを指定して、全ユーザに権限を付与することができます。
付与した権限を剥奪するにはREVOKEを使います。GRANTのTOがFROMに変わることを除けば、GRANT文と同じ構造をしています。
例題の3番目のREVOKE文でfooからSELECTの権限を剥奪していますが、注意すべきは、これはあくまでも、fooに個別に付与された権限に関するものだということです。例題では、fooに対して個別にSELECTをGRANTしてはいないので、実際には何も起こりません(エラーにもなりません)。PUBLICに対して付与された権限は引き続き、有効です。

従って、正解はDです。

今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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