今回は、Silverの「運用管理 - インストール方法(データベースクラスタの概念と構造)」からの出題です。
高可用性のために、複数のサーバにまたがってデータベースを複製する仕組みである。
インストール直後は、template0、template1、postgresの3つのデータベースが含まれる。
1台のサーバにはデータベースクラスタを1つだけ作成することができる。
データベースクラスタ内の各データベースごとに、異なるバージョンのPostgreSQLサーバを利用できる。
※この例題は実際のOSS-DB技術者認定試験とは異なります。
例題公開日:2015年9月24日
PostgreSQLのデータベース格納領域には複数のデータベースが含まれており、この集合体をデータベースクラスタと呼んでいます。高可用性のために用いられるクラスタリング技術とは関係ないので注意してください。
Initdbコマンドでデータベースクラスタを作成した直後は、template0、template1、postgresという3つのデータベースが含まれます。
1つのデータベースクラスタは、同一のサーバプロセスによって管理されるため、クラスタ内の複数のデータベースは、同じバージョンのPostgreSQLを利用します。
1台のサーバに複数のデータベースクラスタを作成することも可能です。PostgreSQLの複数のバージョンを1台のサーバで稼働させるためには、バージョンごとに別のデータベースクラスタを作成する必要があります。
従って、正解はBです。
今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問をお寄せ下さい。
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